脱原発と大阪都をスローガンにした橋本派(維新の会)は、大阪府知事と大阪市
長の両方を見事に勝ち取った。これは、既成の二大政党(民主/自民)の迷走に
対する大阪市民の批判票の現われであろう。このダブル選挙の結果を得て、老朽
化した「もんじゅ」の原発(関西電力)が廃炉になり、新宿にあった「副都心」の一部
が「大阪都」に移転することを歓迎する。
言わば、「巨人」を「阪神」が久しぶりに破った、あるいは「大阪夏の陣」で徳川家康に
大敗した豊臣方が、(ようやく400年後に)「都」(政治の中心)の一部を、江戸城から
関西の難波(大阪城)に取り戻したと解釈してもよかろう。首都圏の分極(多極)化は、
「中央集権」から「地方分権」への変換の兆候であり、市民(地方住民)の意見が政治に
より多く反映される可能性が出てきたことを示唆している。
「国政を牛耳り、いわゆる国益(特に、日米貿易や東電などの大企業の権益)ばか
り優先して、地方住民の福祉を犠牲にして(例えば、沖縄に米軍基地を押しつけ
たり、福島や福井などに原発を押しつけて)きた既成政党(自民/民主)は、地
方政治に口を出す資格がもはやない」というのが、地方住民たちの一致した意見
であると、私はみている。

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