人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2016年7月27日水曜日

神奈川県立 “やまゆり園” における 無防備な “知的障害者" の大量虐殺 に怒り、かつ嘆く!


昨日未明、主に知能障害者を抱えた神奈川県立の障害者施設に、解雇された元職員(26)が不法侵入し、包丁やナイフで、少なくとも障害者19名を殺害し、26名に重軽傷を負わせ、日本中を震撼させた。 
 
しかも、驚くべきことには、数か月前に、犯人は、衆議院議長公邸に手紙で、(犯行手口の詳細を含めて) “犯行予告” をしていたにもかかわらず、警察側は、十分な “予防措置” を何らとらず、予告犯人(大麻使用者)を野放しのままにしていた。 

殺人犯は、障害者の “安楽死” を目指すと唱えているが、実際には、大部分の犠牲者は、“失血症”で死亡した。 苦しみながら死んだ! 犯人の “認識錯誤” もはなはだしい!
被害者・犠牲者本人、およびその家族には、“怒り心頭な” 事件と言わざるを得ない。

さて、犯行後、殺人犯は、警察へ進んで自首した。 しかも、犯人は明らかに “精神障害” (Schizophrenia)患者のジャンルに属する。去る2に障害者施設を退職後、犯行予告を出したため、強制的にしばらく措置入院させられていたが、“なぜか” 3月に退院を許された。 従って、彼による今回の大量虐殺は、(計算された) “正気の沙汰” なのか、(感情的な) “狂気の沙汰” なのかが、極めて曖昧である。 よって、(20年以上前に、13人の死者を出した “地下鉄サリン事件” と違って) この単独犯に死刑を求刑することは、技術的にかなり難しい。 長らく続くと予想される裁判は、この事件の遺族たちにとっては、今後とも計り知れない “ストレス” の原因となるだろう。

もし、テロ犯人が “ヒットラーの優生思想” (我が闘争) に感化されて、知的障害者を惨殺したのであらば,彼が辿るべき道は、絞首刑台への “13階段
しかない!

その残虐性は、忌まわしい“アウスシュビッツ”におけるナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺にも劣らない。


 さて、この犯人の父親は、”教育者“ (小学校の教師) だといわれているが、父親は息子に一体何を教え込んだのだろうか?

後とも, この種のテロ事件は、神奈川県内に限らず、都内の施設でも、十分に起こりうる。 都知事候補たちは、このような忌まわしい予告殺戮事件の予防に向けて、一体いかなる方策を考えているのだろうか?

無差別大量殺人(テロ)事件を起こすのは、“IS だけに限らない。無数の不満分子 (主に失業者たち) が、国内、国外に目下ゴロゴロしている。 その最大原因は、国政や都政をつかさどるはずの政治家たちが大部分、腐敗しきっているからだ。 

それらの腐敗政治家を野放しにしているのが、選挙の度に、かれらに投票しているバカな有権者たちである。 つまり、“衆愚政治” が、これ等の腐敗政治家たちを生み、結果的に、不満を募らせた者たちが、テロを起こし始める。 この悪循環をいつの日にか、絶たねばならない!
 
 
 
障害は、個性の一部であり、ハンディではない。 個性の違いをお互いに尊重せねばならない。 豊かな個性は、社会の “強み” であり、決して “弱み” ではない。 個性が乏しい( “一億総馬鹿” 的な) 社会は結局、取り残される。


 

 

2016年7月26日火曜日

都知事には、組織[政党]の代表[傀儡]ではなく、都民一人一人の代表を! 小池百合子氏が当選!


都知事選はいよいよ終盤を迎え、どうやら “無所属” の小池さんに落着する気配である。

都民は、与党の傀儡である増田さんや、野党の傀儡である鳥越さんを余り歓迎していない。

都民は、我々一人一人を代表する小池さんの勇断に大いに期待している。 過去12年間、陰でずっと都政を操ってきた自民党都議のドン(内田 茂)に対決して、腐敗しきった都政を大幅に改革する彼女の活躍に、少なからず期待をもっている。 1964年東京五輪後に登場した “美濃部さん” 時代の明るい都政に戻ることを願う有権者が多い。 ある意味で、小池さんの登場は、フランス国民のアイドルとなった “ジャンヌ=ダルク” や、“ナポレオン” によるクーデター的な存在である。 2020年東京五輪に向けて、小池都知事と共に、開かれた都政を築き上げよう!

小池百合子(初の女性)都知事 誕生! (悪党) 自民党都連の ”ドン“ (内田茂)は、都知事選の結果 (”小池の乱“) に ”無言“!

民進党の代表 “岡田さん” が、来る代表選には、出馬しないことを表明した。 野党の参議院選における敗北に続いて、都知事選における(野党推薦の)鳥越さんの敗北色 [三つ巴戦で、三番手に落ち込む]が強まり、責任を取って、再選を辞した???  民進党の “若返り” が切に望まれる。

そこで、蓮航さん(代表代行)が、次期代表を狙う噂がにわかに浮上している。蓮航さんが都政には興味がないと称して、都知事選に出馬しなかったのは、実は、こんな政局の背景があったのだろう。

新しい政治スローガン: 都政は小池に、国政は蓮航に!
 
 
 
 
 
 


 

2016年7月20日水曜日

"病院の向かい側に葬儀場" (Highway to Heaven)は、果たして不適切か?



 
さて、”意外にも“、日本では今日、5人中 4人(8割)が病院で死亡する。

 
http://diamond.jp/articles/-/60515

 
事実、私の両親は両方とも、都立の病院で死んだ。 勿論、病院の不手際が原因で死んだわけではなく、容体が急変したので、自宅から病院に救急車で運ばれ、大往生した。 私自身も、死ぬ直前は、できれば病院で過ごしたい。 死後始末のために、家族や近隣に迷惑をかけずに済むからだ。 さらに、少なくとも、“孤独死”は避けたい。

 
優しい看護婦さんに看取られながら、最後の息を引き取るのは、“ロマンチック”でもある。 果たして、古い洋画の観過ぎだろうか?


従って、病院のすぐ近所に、葬儀屋を建てること (Making a Highway to Heaven)は、“利便性” を考えれば、極めて合理的であると私は思うが、我が国では、一体なぜ、病院や住民は、それにヒステりックに大反対するのだろうか?
欧米では、特に (カトリック系の) 病院では、院内に葬儀場がある場合が多い。


生物[命あるもの]は全て、死ぬ。 誕生を祝うと共に、死をも祝うという習慣が、日本にはまだ芽生えていないようである。 学校で、入学を祝うと共に、卒業を祝うのと、同じように。


死とは、“人生の卒業” と受け止めることができれば、誠に幸いである。


葬儀屋が、どこに火葬場を建設するか、場所を選択する自由は憲法で保証されている。原発、ごみ焼却場、飛行場や米軍基地などと違って、病院や住民に直接迷惑をかけない火葬場を “空き地” に建設することに市役所が許可したにもかかわらず、感情的に反対するのは、住民のヒステリー (わがまま、あるいは迷信) 以外の何物でもない。

我が家は、戦後しばらく、(東京の中央線 “高円寺” 駅近くにある) お寺の裏にある墓地の隣に住んでいたことがある。 恐らく、地価が安かったからだと思う。 我々子供たちは、墓地を遊び場にしていた。 しかしながら、私の記憶が正しければ、墓地の隣に住んでいても、何の災いもこうむらなかった。 両親とも、健康長寿を全うして、病院で安らかに息を引き取った (父は83歳、母は96歳)。



沖縄住民や、原発の近所に住む人々は、ちっぽけな “火葬場” 問題の前に、"実害のある" 米軍基地や原発を、地元から、即刻 “撤去” してもらいたいと、願んでいる。


 
       
      


 

2016年7月19日火曜日

PAK 遮断剤は、製薬業界において、”半導体” (IoT=Internet of Things) に匹敵する価値を持つ!


Soft Bankの孫社長が、英国の半導体メーカー“ARM ”を3兆円以上で買収したという、ビッグニュースが最近入ってきた。 半導体は、通信、特にインターネット技術(IoT=Internet of Things)に欠かせない多種多彩な化学物質の総称である。新しい半導体の発明・発見に寄与した多くの科学者が過去にノーベル物理・化学賞を得ている。その利用範囲がきわめて広範であるからである。

さて、我々の医療業界で、半導体に匹敵するほどの価値を持つような化学物質群はあるだろうか? 少なくとも一つある。その名は、PAK遮断剤である。PAKと呼ばれる発癌・老化キナーゼが、癌ばかりではなく、認知症、高血圧、糖尿病(2型)、様々な炎症や感染症、肥満症など、極めて多種多様な難病の原因になっており、我々の寿命を縮めていることが分かっているからである。言い換えれば、少なくとも天然のPAK 遮断剤は、副作用なしに、これ等のPAK依存性難病を、予防、治癒することができる。

 
面白いことには、半導体と同様、PAKを遮断する物質は、極めて多種多様である。市販されている天然物では、プロポリスやメラトニンなどが代表的である。しかし、これらのPAK遮断剤は、健康補助食品として販売されているが、少なくとも日本では、まだ医薬品扱いされていない。その理由の一つは、その薬理作用、つまり “品質” を定量的に保証する国際的な標準がまだ確立していないからである。そこで、我々は、最近、“Anti-PAK値”という指標を、提案しつつある。代表的には、A549と呼ばれる肺がん細胞の増殖を50%抑える濃度(IC50)を測定し、その逆数に100をかけて産出される値である。この値が高いほど、その薬理(抗癌)作用は、高いことになる。

 
例えば、(CAPEをベースにする)ニュージーランド産のプロポリス(Bio 30) IC50は8ppmであるから、その逆数は0.125、それに100をかけて得られるAntiPAK値は、12.5と算出される。(Nymphaeol類をベースとする)沖縄産プロポリス(OP AntiPAK値は、8、(Artepillin Cをベースとする)ブラジル産のグリーンプロポリス(GP)のそれは、1 と算出されている。 この新しい表記によって、産地によって、そのPAK遮断物質の含量や種類が異なる多種多様な天然物の品質を、定量的に管理することができる。

 
この値によって、医薬品と同様、それぞれの天然物を毎日、どれだけ摂取すれば有効かが、一目瞭然になる。 この斬新なアプローチによって、PAK遮断剤は将来、医療業界の“半導体”的な位置を確立することが出来ると、私は確信している。 さらに、AntiPAK値に従って、今日“乱立状態”のそれぞれの市販価格が近い将来、再調整されることを、心から期待する。

 
遠い将来、Anti-PAK値の極めて高いPAK遮断剤を開発しつつある海外企業が、我が国の(“先見の明”のある)大手製薬会社のリーダーの勇断によって、買収される日が来るかもしれない。。。

2016年7月13日水曜日

高齢な天皇の “生前退位“ を大いに歓迎する


国家公務員の定年は、(国立大学の教授や学長でも) 60-65歳である。 従って、“国の象徴”という公務を果たす “天皇“ も、国家公務員であるから、65歳を超えれば、ご本人さえ望めば、退位 (皇太子に譲位) できるはずである。 そのために、速やかに ”皇室典範“ を改正する必要があるだろう。

 
一つ、お願いしたいことは、今後たとえ、新しい天皇に変わっても、わざわざ新しい年号を制定しないことを望む。 (日本国内にしか通用しない) 年号の代わりに、世界共通の ”西暦“ を採用してもらいたい。 ”グローバル“ 時代には、それ相応の対処が必要である。


驚くなかれ、宮内庁では、“生前退位”の意向を全く否定しているようであるが、これは、“人権蹂躙”である。 天皇も 生身の “人間” であり、高齢になれば、リタイアする権利があると思う。
それを真っ向から否定するのは、“拷問” 以外の何物でもない。


天皇は現在82歳、既にリタイアした我々自身の世代よりも、8歳近くも年上である。 “大変、ご苦労様でした!” と、今までのご苦労を心からねぎらいたい。
  
 
 


 

2016年7月12日火曜日

“美味しい” 熱中症対策法


いよいよマンゴーの季節がやってきたが、今年は、(沖縄で) マンゴーが不作で、我々庶民には 高嶺の花そこで、耳寄りな情報。

あるテレビ番組 (CM ではない) によると、外人観光客に最も人気な “セブンイレブン” の商品は、マンゴーアイスバー ≪一本140円≫ だそうである。 
 
あいにく、地元(沖縄)では、セブンイレブンを見かけないが、東京や大阪などの都会では、このマンゴーアイスバーが手軽に入手できるに違いない。 猛暑の日には、これを食べて、命の洗濯を! 

本日 (7月12日) 発売!

2016年7月9日土曜日

健康長寿の薬 “メラトニン” と “プロポリス” は、薬理作用がよく似ている。


我々の脳内にある松果体から分泌するホルモン “メラトニン” には、多様な薬理作用がある。60年ほど昔に、まず美白作用がエール大学のアーロン=ラーナーによって発見された。メラトニンは、トリプトファンの誘導体で、セロトニンを経て、生合成される。メラニン色素合成を抑えるセロトニン誘導体という意味から、“メラ” と “トニン” を合わせて、命名されたという面白い歴史がある。

さて、メラトニンの研究者 “ラッセル=ライター”著 ”奇跡のホルモン: メラトニン“ [1995] によれば、メラトニンは、副作用の全くない天然の睡眠薬であるという。太陽光によって、その合成が抑制され、夜中の2時ごろに大量に合成され、熟睡を助ける。

しかしながら、老化とともに、その合成が低下するため、高齢者の睡眠時間が短くなる。

“寝る子は育つ” という古い諺があるが、メラトニンは、睡眠を促することによって、我々の寿命を延ばす働きをもっいるようだ。 スイスのジョージ=マエストロニらによる研究(1985年)によれば、老境に差し掛かった (生後19か月の) マウスにメラトニンを投与すると、その平均寿命が2割ほど伸びる (1)。 癌にも、AD (認知症)にも、高血圧にも、炎症や感染症にもかかりにくくなる。


治験例: メラトニンは (高血圧 “ラット” ばかりではなく) 高血圧患者の血圧も下げる!



この広範にわたる薬理作用は、プロポリスの薬理作用を想起させる (2)。 従って、その作用機作にも共通点があるに違いない。 分子レベルで、そのメカニズムを詳しく解明したい。

メラトニンには、AMPKを活性化する作用があることが最近、明らかになった(3)。プロポリスなど、ほとんど全ての天然AMPK活性化剤には、発癌・老化キナーゼ “PAK” を遮断する作用がある。 従って、恐らく、メラトニンもその例外ではなかろう。

メラトニンは、天然には微量にしか存在しないが、幸い、化学合成で大量生産が可能である。そこで、より強力なメラトニン誘導体の開発も目下企画している。

米国では、メラトニン 3 mgの錠剤、60錠入りが、600円という安価で販売されている。
ところが、日本国内では、なぜか、メラトニンの販売が禁止され, 輸入も最大2か月分に制限されている。


輸入品は、送料がバカにならないから、(メラトニンのような) “まとめ買い” ができない医薬品は(単価は安くとも)、結局、ひどく高くつく。 例えば、メラトニンは、一瓶(60錠入り)が600円であるが、一日12 錠 (3-6 mg) づつなら、2か月分(最大2)しか輸入できないが、米国からの送料は(注文する度に) 6000円 もかかる。 従って、長い目では、プロポリスのほうが、メラトニンより、安上がりとなる。

 
代わりに、武田薬品の “ロゼレム” (TAK-375)が、メラトニン誘導体 として、販売されている。 



8 mgの “ロゼレム” 錠剤、20錠入りが、8000円近くする。 つまり、一錠400円という暴利 (?)を製薬会社は貪っている。


従って、メラトニンの ”自由化” のために、ぜひ日米間の “TPP” 協定の締結が急務であると、私は思う。

 参考文献:

1.Maestroni GJ, Conti A, Pierpaoli W.
Pineal melatonin, its fundamental immunoregulatory role in aging and cancer.
Ann N Y Acad Sci. 1988; 521: 140-8.

2.Taira N, Nguyen BC, Be Tu PT, Tawata S
Effect of Okinawa Propolis on PAK1 Activity, C. elegans Longevity, Melanogenesis, and Growth of Cancer Cells.
J Agric Food Chem. 2016,
64, 5484-9.
3.Rui BB1, Chen H2, Jang L1, Li Z1, Yang JM3, Xu WP4, Wei W5.
Melatonin Upregulates the Activity of AMPK and Attenuates Lipid Accumulation in Alcohol-induced Rats. Alcohol Alcohol. 2016; 51: 11-9.