2017年9月27日水曜日
「小池なだれ」: 「アウフヘーベン」 とは (安倍政権打倒をめざす) 「野党再編成」!
「アウフヘーベン」(Aufheben) とは、小池都知事が (政治的) 岐路に立った時に、好んで頻発する言葉である。 日本語では、止揚とか揚棄とか訳されているが、素人にはピンとこない言葉である。 原典はドイツ語で、有名な哲学者ヘーゲルが 「弁証法」 という哲学論の中で使い始めた言葉である。 平たく意訳すれば、踏み台になる原案/仮説 (テーゼ) を否定 (つまり反論=アンチテーゼを提案) しながら、より進化した (より高い次元あるいは実現性の高い) 折中案 (ジンテーゼ) を摸索する努力の過程を指す。
例えば、国政をめざす小池新党の党名として、「国民ファースト」 という案で出たが、既に誰か (自民党のドン) が妨害を意図に、既に登録していたことが発覚した。 そこで妥協して 「日本ファースト」 という党名が一時ちらついたが、いかにも 「右翼的な」 呼称なので、大半が反対した。 そこで、「庶民の受け皿」 とか「庶民の目線で」とか、色々な提案 (百家争鳴) が出たが、結局 「希望の党」 という小池案に落着 (アウフヘーベン) した。
民進党は事実上"解散" 、"希望の党" に合流し、「野党再編成」なる!
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170928/ddm/003/010/059000c
ただし、旧社会党系のリベラル派は、小池さんの「踏み絵」 (憲法改正など) を踏まず、「立憲民主党」 なる新党を結成。
「希望の党」の第一目標は、(自民党のドン) 安倍首相の再選を阻止することである、この目標は、他の野党 (例えば、民進党や共産党) には (力不足で) 到底実現できない。"有権者の40% にも達する浮動票" を全部かき集めることで実現できる! つまり、(ほのかな 「希望」 を与えながら) "庶民の受け皿" になることである。議席数の4割を獲得すれば、他の野党の議席を併せて、安倍さんの再選を食い止められる。 更に (都議選同様) 、「希望の党」 が4割をとれば、安倍さんにとっては明らかに 「敗北」 なので、責任をとって、自民党の党首を辞任せざると得ない。
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