In an early 2006, at age 63, I decided to retire from my full time cancer research. I thought the time was finally ripe to start working voluntarily to help people around the world who are suffering from a variety of formidable illness, poverty, and injustice. The free "lateral" thinking would help us solve these "biological" problems more effectively. Break each dividing wall to find the similarity, instead of difference! Also see osaka20420.blogspot.com
2017年9月27日水曜日
「小池なだれ」: 「アウフヘーベン」 とは (安倍政権打倒をめざす) 「野党再編成」!
「アウフヘーベン」(Aufheben) とは、小池都知事が (政治的) 岐路に立った時に、好んで頻発する言葉である。 日本語では、止揚とか揚棄とか訳されているが、素人にはピンとこない言葉である。 原典はドイツ語で、有名な哲学者ヘーゲルが 「弁証法」 という哲学論の中で使い始めた言葉である。 平たく意訳すれば、踏み台になる原案/仮説 (テーゼ) を否定 (つまり反論=アンチテーゼを提案) しながら、より進化した (より高い次元あるいは実現性の高い) 折中案 (ジンテーゼ) を摸索する努力の過程を指す。
例えば、国政をめざす小池新党の党名として、「国民ファースト」 という案で出たが、既に誰か (自民党のドン) が妨害を意図に、既に登録していたことが発覚した。 そこで妥協して 「日本ファースト」 という党名が一時ちらついたが、いかにも 「右翼的な」 呼称なので、大半が反対した。 そこで、「庶民の受け皿」 とか「庶民の目線で」とか、色々な提案 (百家争鳴) が出たが、結局 「希望の党」 という小池案に落着 (アウフヘーベン) した。
民進党は事実上"解散" 、"希望の党" に合流し、「野党再編成」なる!
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170928/ddm/003/010/059000c
ただし、旧社会党系のリベラル派は、小池さんの「踏み絵」 (憲法改正など) を踏まず、「立憲民主党」 なる新党を結成。
「希望の党」の第一目標は、(自民党のドン) 安倍首相の再選を阻止することである、この目標は、他の野党 (例えば、民進党や共産党) には (力不足で) 到底実現できない。"有権者の40% にも達する浮動票" を全部かき集めることで実現できる! つまり、(ほのかな 「希望」 を与えながら) "庶民の受け皿" になることである。議席数の4割を獲得すれば、他の野党の議席を併せて、安倍さんの再選を食い止められる。 更に (都議選同様) 、「希望の党」 が4割をとれば、安倍さんにとっては明らかに 「敗北」 なので、責任をとって、自民党の党首を辞任せざると得ない。