2015年制作の山岳映画「エベレスト」をテレビで観ながら、そう感じた。 この映画は1996年5月にエベレスト登頂 (下山) 中に起こった悲劇 (難波康子さんを含む 6名のベテラン登山家の遭難死) に基づいて制作された2時間半に渡るドラマ映画である。
エベレストの登頂に最初に成功したのは、1953年の英国登山隊に加わったニュージーランド出身のエドモント=ヒラリーと(ネパールのシェルパ族) テンジン=ノーゲイだった。その成功は「前人未踏」の快挙だった。以来、田部井淳子 (1975年登頂) など2000名以上の登山家 (女性だけでも40名近く) が、1996年の5月までに、この世界最高峰の頂上に達した。従って、登頂に成功した本人にとっては快挙かもしれないが、ヒラリーとテンジン以外は、先人の言わば「猿真似」(二番煎じ) に過ぎず、前人未踏の快挙では決してない。
そして、その「二千番煎じ」のために、登山の途中や下山中に遭難死した者は数限りない。1996年の商業的エベレスト遠征の場合も、登山落伍者を助けるために引っ返したベテラン登山家 (引率者) ロブ=ホールまでも、「遭難の道連れ」になった!
私自身も登山家の端くれではあるが、エベレストで「猿真似」をしようと思ったことはない (もっとも、めざしても成功しなかったかもしれないが)。 命をかけてまで、猿真似をする価値がなかったからである。私にとっては、穂高、槍、マッターホルンなどの登頂で十分満足できた。我が哲学に従えば、「登山は健康のため」にやるもので、健康を度外視してまでやる価値は全くない。
我が亡父から生前に教わった貴重な言葉がある。(義務教育が終わったら) 他人の猿真似をするな! 自分自身の「エベレスト 」をめざせ! つまり、「自分自身にのみなし得る前人未踏の (ユニークな) 仕事を探し当て、それを達成するために全力 (一生) を尽せ」という教えである。 私自身の「エベレスト」は、強力なPAK遮断剤「15K」を市販に導くことである。 そうすれば、癌患者ばかりではなく、一連のPAK依存性疾患 (いわゆる「PAK過剰症候群」) 、例えば、NF (神経線維腫症) などの脳腫瘍、認知症、炎症、一連の感染症、高血圧、自閉症、鬱病、ALS, 糖尿病、パーキンソン氏病、肥満症などの患者にも恩恵を与えることができる。そして、何よりも「健康長寿」を全ての人々にもたらすことができる。それほど素晴らしい (40年以上に渡る)「前人未踏」の仕事が今、私の目の前に控えている。
だから、小泉進次郎氏には、「自民党をぶっ潰せ!」と呼びかけたい。 少なくとも腐り切った「安倍内閣」をぶっ潰して欲しい!
In an early 2006, at age 63, I decided to retire from my full time cancer research. I thought the time was finally ripe to start working voluntarily to help people around the world who are suffering from a variety of formidable illness, poverty, and injustice. The free "lateral" thinking would help us solve these "biological" problems more effectively. Break each dividing wall to find the similarity, instead of difference! Also see osaka20420.blogspot.com
2018年3月26日月曜日
2018年3月19日月曜日
2019年: 新しい「元号」について
私自身の個人的意見を述べさせてもらえば、(遅かれ早かれ) 元号制度は廃止すべきである (ただし、「天皇制度」を廃止すべき、と主張しているわけではない!) 。元号は国際的に通用しないからだ。「メートル法」同様、 世界共通の尺度である「西暦」を使うべきである。
英米では、未だに前世紀的な「フィート やマイル (長さの単位) 、オンスやポンド(目方の単位) 、ファーレンハイト (温度の単位) など」を使用しているが、私は長らく海外で生活していて、いつも腹が立つ (一々 "メートル法に換算" するのが煩わしい!)。 しかしながら、日本政府も宮内庁も、英米同様「井の中の蛙」あるいは石頭ならば、仕方が無い。せめて、意味のある (蘊蓄=うんちくのある) 元号を制定してもらいたい。
「先見の明」という言葉がある。 将来を見通す才覚を意味する。 次の天皇は、そういう人物になってもらいたい、と私は思う。 自我自讃だが、「先見天皇」というのは、洒落ている。。。
我が父は明治生まれ、母は大正生まれ、私自身は昭和 (戦時中) 生まれだった。 その内で、昭和天皇のイメージが一番悪い。 戦前は軍国主義内閣の傀儡、戦後は占領軍のマッカーサー元帥の傀儡だったからである。(無力な) 昭和天皇自身には罪はなかったかもしれないが、我々の心に残るイメージは極めて悪い。 次の天皇は、我々の心に、素晴らしいイメージを残す人物に是非なってもらいたい!
英米では、未だに前世紀的な「フィート やマイル (長さの単位) 、オンスやポンド(目方の単位) 、ファーレンハイト (温度の単位) など」を使用しているが、私は長らく海外で生活していて、いつも腹が立つ (一々 "メートル法に換算" するのが煩わしい!)。 しかしながら、日本政府も宮内庁も、英米同様「井の中の蛙」あるいは石頭ならば、仕方が無い。せめて、意味のある (蘊蓄=うんちくのある) 元号を制定してもらいたい。
「先見の明」という言葉がある。 将来を見通す才覚を意味する。 次の天皇は、そういう人物になってもらいたい、と私は思う。 自我自讃だが、「先見天皇」というのは、洒落ている。。。
我が父は明治生まれ、母は大正生まれ、私自身は昭和 (戦時中) 生まれだった。 その内で、昭和天皇のイメージが一番悪い。 戦前は軍国主義内閣の傀儡、戦後は占領軍のマッカーサー元帥の傀儡だったからである。(無力な) 昭和天皇自身には罪はなかったかもしれないが、我々の心に残るイメージは極めて悪い。 次の天皇は、我々の心に、素晴らしいイメージを残す人物に是非なってもらいたい!
2018年3月18日日曜日
「森友学園」疑惑: 自民党トップの「首の挿げ替え」は必至!
「森友学園」問題で、谷という (首相夫人付き) ノンキャリア官僚 (天王寺の "大阪教育大付属" - 東大文学部卒の "才女" ? ) が (口封じのため) 地球の裏側にあるイタリア大使館へ左遷 (栄転?) された上、「お友達」の一人から自殺者が出て、 その遺族が激怒! 自民党議員たちの望むところは、「首の挿げ替え」(安倍辞任) で、野党 (世論) の矛先を逸らすこと。佐川氏 ( 国税庁長官) の辞任 (トカゲの尻尾切り) では、世間が治まらない!
官僚の首を幾ら切っても、政治はちっとも改善されない! 官僚は時の政府の「奴隷」(あるいは「ロボット」) に過ぎない。"悪 (わる) は政治家 (安倍) 自身" であり、官僚ではないからだ。
総選挙の遣り直し(税金の無駄使い) は誰も望んでいない! (北鮮問題でも) トランプ米大統領に梯子を外され、首相は「四面楚歌」、持病の "胃潰瘍" が再発、再び (健康を理由に) 辞任せざるをえない状態。
「綸言汗の如し」という格言があるが、 汗は一旦出ると、引っ込まないそうである。 "汗"はシャワーを浴びれば消える, という説もあるが、"胃潰瘍" はシャワーではとても治らない!「大手術」が必要だ! 普通の胃潰瘍は PAK遮断剤「プロポリス」で治療可能だが、この種の「悪性潰瘍」はプロポリスでも治せない!
巷では、ひょっとすると、いわゆる「小泉 (一家) の乱」が起こるかもしれないという噂が流れている! その昔、小泉純一郎が「自民党をぶっつぶせ!」と叫んだことがある。今、その息子「進次郎」が、「もし、野党が団結していれば、政権交代は可能だった」と語っている。いいかえれば、野党は分裂状態だから、「プランB 」が必要だ, と唱えているように、私には思える。 水面下では、平成「最後の乱」が着々と進められているようだ。。。
参考書: 山崎拓著「 YKK秘録」 (「加藤の乱」の内幕暴露)
官僚の首を幾ら切っても、政治はちっとも改善されない! 官僚は時の政府の「奴隷」(あるいは「ロボット」) に過ぎない。"悪 (わる) は政治家 (安倍) 自身" であり、官僚ではないからだ。
総選挙の遣り直し(税金の無駄使い) は誰も望んでいない! (北鮮問題でも) トランプ米大統領に梯子を外され、首相は「四面楚歌」、持病の "胃潰瘍" が再発、再び (健康を理由に) 辞任せざるをえない状態。
「綸言汗の如し」という格言があるが、 汗は一旦出ると、引っ込まないそうである。 "汗"はシャワーを浴びれば消える, という説もあるが、"胃潰瘍" はシャワーではとても治らない!「大手術」が必要だ! 普通の胃潰瘍は PAK遮断剤「プロポリス」で治療可能だが、この種の「悪性潰瘍」はプロポリスでも治せない!
巷では、ひょっとすると、いわゆる「小泉 (一家) の乱」が起こるかもしれないという噂が流れている! その昔、小泉純一郎が「自民党をぶっつぶせ!」と叫んだことがある。今、その息子「進次郎」が、「もし、野党が団結していれば、政権交代は可能だった」と語っている。いいかえれば、野党は分裂状態だから、「プランB 」が必要だ, と唱えているように、私には思える。 水面下では、平成「最後の乱」が着々と進められているようだ。。。
参考書: 山崎拓著「 YKK秘録」 (「加藤の乱」の内幕暴露)
2018年3月14日水曜日
2018年 東大合格者数 で見る「高校ランキング」
(半世紀振りに)、我が母校「日比谷」 (都立) が (学芸大付属に追い付き) 遂に (男女) 共学の公立高校でトップに 復活! 「貧乏学生」でも最高学府へ進学できることを再び実証! 合格者48名の内、現役合格が34名、1966年以来、52年振りの快挙!
私立では、都内の「麻布」が関西の「灘」を追い抜き、2位に浮上! 予備校化した「横浜翠嵐」 (神奈川県立) は 34名 (2017年) から14名に激減!
主な参考資料は下記のインターネット欄 :
173 ●開成
-96 ●麻布
-90 ●灘 (兵庫)
-75 ●栄光学園
-72 ●聖光学院 ●桜蔭
-48 ○日比谷 ●海城 ●渋谷教育幕張 ●駒場東邦 ◎学芸大附属 (?)
-42 ●浅野 ●ラ=サール (鹿児島)
-36 ◎筑波大附属
-34 ●女子学院
-33 ●早稲田
-30 ●西大和 (奈良)
-27 ●甲陽学院 (兵庫) ●武蔵
-26 ○岡崎 (愛知)
-25 ●渋谷教育渋谷 ○都立国立
-22 ○県千葉
-21 ●豊島岡女子 ○県立浦和
-20 ○金沢泉丘 ●洛南 (京都)
-19 ○仙台ニ (宮城) ○都立西
私立では、都内の「麻布」が関西の「灘」を追い抜き、2位に浮上! 予備校化した「横浜翠嵐」 (神奈川県立) は 34名 (2017年) から14名に激減!
主な参考資料は下記のインターネット欄 :
173 ●開成
-96 ●麻布
-90 ●灘 (兵庫)
-75 ●栄光学園
-72 ●聖光学院 ●桜蔭
-48 ○日比谷 ●海城 ●渋谷教育幕張 ●駒場東邦 ◎学芸大附属 (?)
-42 ●浅野 ●ラ=サール (鹿児島)
-36 ◎筑波大附属
-34 ●女子学院
-33 ●早稲田
-30 ●西大和 (奈良)
-27 ●甲陽学院 (兵庫) ●武蔵
-26 ○岡崎 (愛知)
-25 ●渋谷教育渋谷 ○都立国立
-22 ○県千葉
-21 ●豊島岡女子 ○県立浦和
-20 ○金沢泉丘 ●洛南 (京都)
-19 ○仙台ニ (宮城) ○都立西
デンマークは「自転車」天国、台湾は「スクーター」天国、
日米両国は「マイカー」地獄!
デンマークは「自転車」天国
人口100人当たりの保有台数で比較すると、第1位はオランダ、第2位はドイツ、そして第3位にデンマーク、次いでノルウェー、スウェーデンと北欧諸国が続きます。(ちなみに日本は第6位で、中国はなんと第17位!)
台湾は「スクーター」天国
台湾では、自転車やマイカー (自家用車) の代わりに、スクーターが道路にひしめいている。台湾には、スクーターの台数が有権者の数 (1500万) だけあるという。即ち、成人一人当たり一台という計算になる。 これは、疑いもなく「世界一」である。
http://www.laterra-intl.co.jp/taipei/blog/1010.pdf
スクーターはマイカーに比べて小じんまりしているので、駐車にスペースを取らず、自転車に比べて、足腰の不自由な老人でも、運転可能なので、台湾では幅広く、日常の通学/通勤/買物/配達などの目的に使用されている。 最近は、Gogoro 社から、電動式スクーター (Smart-scooter) も発売され、電動バッテリーの交換ステーションを台北市内各所に配置した。
最近、メルボルンにも「Scooti」という乗物が登場し始めました。電動式スクーターTaxi で、ヘルメットをかぶって、客は後部の座席に坐る。
日本の「マイカー」地獄を解消する(「マイカー族」を減らす) ためには、
(北欧や豪州同様) 車道と歩道の間に「二輪車(自転車/スクーター) や三輪車専用レーン」を設置して、小型の車輪を (大型4輪車=「走る凶器」から) 保護する措置が先ず必要!
台湾は「スクーター」天国
台湾では、自転車やマイカー (自家用車) の代わりに、スクーターが道路にひしめいている。台湾には、スクーターの台数が有権者の数 (1500万) だけあるという。即ち、成人一人当たり一台という計算になる。 これは、疑いもなく「世界一」である。
http://www.laterra-intl.co.jp/taipei/blog/1010.pdf
スクーターはマイカーに比べて小じんまりしているので、駐車にスペースを取らず、自転車に比べて、足腰の不自由な老人でも、運転可能なので、台湾では幅広く、日常の通学/通勤/買物/配達などの目的に使用されている。 最近は、Gogoro 社から、電動式スクーター (Smart-scooter) も発売され、電動バッテリーの交換ステーションを台北市内各所に配置した。
最近、メルボルンにも「Scooti」という乗物が登場し始めました。電動式スクーターTaxi で、ヘルメットをかぶって、客は後部の座席に坐る。
日本の「マイカー」地獄を解消する(「マイカー族」を減らす) ためには、
(北欧や豪州同様) 車道と歩道の間に「二輪車(自転車/スクーター) や三輪車専用レーン」を設置して、小型の車輪を (大型4輪車=「走る凶器」から) 保護する措置が先ず必要!
2018年3月13日火曜日
「医薬品」の国際貿易 (「輸入超過」の実態!)
日本は、製薬先進国「スイスやドイツ」に見習って、医薬品の輸出をもっと伸ばすべきである、と前述したが、"実状は極めて、憂れうべき" ものである。「医薬産業政策研」の 長沢 優 氏によるいわゆる「民間白書」 (2013年) によれば、医薬品の貿易に関しては、米国 (2000 万ドル) に次いで、日本は大きな輸入超過 (赤字、 1300万ドル) を抱え込んでいる。 逆に、スイス (3100万ドル)、アイルランド( 2800万ドル)、ドイツ (1900万ドル) は、大きな輸出超過 (黒字) を楽しんでいる。
ただし、(意外な) アイルランドの統計結果に関しては、多少注釈が必要である。アイルランドには、大きな製薬会社の本店は殆んどない。 しかしながら、欧米の製薬企業の支店が、アイルランドにひしめく合っている。 その最大理由は、法人税が極めて低い (12.5%) からである。 法人税とは、企業の売り上げ (というか、純利益) に対して課税されるものであるが、 欧米や日本の高い法人税 (20-40%) を逃れるために、医薬品の「原末」は本国で製造するが、その調剤は法人税の低いアイルランドの支店で行ない、海外への販売 (輸出) もアイルランド支店からするので、帳簿の上では、「アイルランドからの輸出」として記録されるわけである。
一昨年、話題になった例の「パナマレポート」(「法人税逃れ」に関する暴露記事) が出た頃、世界最大の製薬会社「ファイザー」が米国 (NY) にある本店をアイルランドに移す計画 (法人税逃れ) が明るみになり、世間から厳しい非難を浴びたため、その計画を結局断念したと言う記事が話題になった。実は、この移転劇は、アイルランドの首都ダブリンにある製薬会社「Allergan」をファイザーが買収して、本部をダブリンに移すという巧妙な手口を使ったのだが、オバマ政権の財務省から「待った」がかかって、オジャンになった! 当時の財務長官 (Jack Lew) はハーバード大学出身で、どこかの国の財務大臣と違って、頭脳が抜群に切れる。。。
ともあれ、世界2位の「Novartis」、 世界3位の「 Roche」を抱えるスイスに関しては、「正真正銘の黒字」であるし、製薬で古い伝統を誇る「Bayer」 や 「Merck」などを抱えたドイツも医薬品貿易で「黒字」を続けている。
主要国の医薬品 "輸出" 額 (万ドル) の番付は以下の通り:
トップはドイツ (6600)、2位がベルギー(5100)、 3位がスイス(5000)、 4位が米国 (4400)、 フランス (3400)、 英国 (3400)、 アイルランド (3200) と続き、日本はたった "400" (万ドル) に過ぎない。 残念ながら、日本は「医薬品」業界では、未だ「後進国」に属する!
ただし、(意外な) アイルランドの統計結果に関しては、多少注釈が必要である。アイルランドには、大きな製薬会社の本店は殆んどない。 しかしながら、欧米の製薬企業の支店が、アイルランドにひしめく合っている。 その最大理由は、法人税が極めて低い (12.5%) からである。 法人税とは、企業の売り上げ (というか、純利益) に対して課税されるものであるが、 欧米や日本の高い法人税 (20-40%) を逃れるために、医薬品の「原末」は本国で製造するが、その調剤は法人税の低いアイルランドの支店で行ない、海外への販売 (輸出) もアイルランド支店からするので、帳簿の上では、「アイルランドからの輸出」として記録されるわけである。
一昨年、話題になった例の「パナマレポート」(「法人税逃れ」に関する暴露記事) が出た頃、世界最大の製薬会社「ファイザー」が米国 (NY) にある本店をアイルランドに移す計画 (法人税逃れ) が明るみになり、世間から厳しい非難を浴びたため、その計画を結局断念したと言う記事が話題になった。実は、この移転劇は、アイルランドの首都ダブリンにある製薬会社「Allergan」をファイザーが買収して、本部をダブリンに移すという巧妙な手口を使ったのだが、オバマ政権の財務省から「待った」がかかって、オジャンになった! 当時の財務長官 (Jack Lew) はハーバード大学出身で、どこかの国の財務大臣と違って、頭脳が抜群に切れる。。。
ともあれ、世界2位の「Novartis」、 世界3位の「 Roche」を抱えるスイスに関しては、「正真正銘の黒字」であるし、製薬で古い伝統を誇る「Bayer」 や 「Merck」などを抱えたドイツも医薬品貿易で「黒字」を続けている。
主要国の医薬品 "輸出" 額 (万ドル) の番付は以下の通り:
トップはドイツ (6600)、2位がベルギー(5100)、 3位がスイス(5000)、 4位が米国 (4400)、 フランス (3400)、 英国 (3400)、 アイルランド (3200) と続き、日本はたった "400" (万ドル) に過ぎない。 残念ながら、日本は「医薬品」業界では、未だ「後進国」に属する!
2018年3月11日日曜日
「泥沼」状態の自動車業界に「業務転換」や「労働者の再教育」が緊急課題!
対米貿易で、大きな黒字を誇っているのは、主に3ヶ国 (中、日、独)。2017年のデータによれば、一位がダントツの中国 (3500 億ドル)、2位が日本 ( 700億ドル、主に自動車)、3位がドイツ (650億ドル、自動車が1/3) となっている。従って、「米国ファースト」を推進するトランプ政権による「輸入関税」の大幅引き上げの対象(標的) になるのは、主に、この3ヶ国になるだろう。 貿易に関する「米中」、「日米」、「独米」戦争が間もなく開始されるだろう。 日本に関していえば、3/4 以上が自動車業界にある。従って、日本の自動車業界 (トヨタ、日産、三菱、本田など) の株は、間もなく急落 (暴落) が避けがたい! 要注意! 詳しくは、下記のインターネット欄参照:
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_america20170406j-04-w410
私の個人的な意見によれば、いわゆる「マイカー」は、日本国内ばかりではなく、欧米諸国でも既に飽和状態に達し、中国やインドの中心都市でさえも飽和状態に達し、「排気ガスによる大気汚染」が大きな社会問題になっている。従って、日本の自動車業界は「泥沼」状態に入り、マイカーをこれ以上生産して、海外に輸出し続ける理由が非常に乏しくなった! 大きく「業務転換」をする時期がやって来た! 日本は敗戦後しばらく、衣料品の輸出で経済発展を遂げた。しかし、次第に韓国、中国、インドなどに追い着かれて、電気機器や自動車産業に転換した。しかしながら、この業界も既に、韓国や中国にとってかわられる段階に達している。
日本は先進国「ドイツ」から学ぶ時期が来た! いわゆるIT技術を駆使した産業に転換すべきである。 もう一つは、新しい医薬品の開発である。 競争相手の中国、韓国、インドには、未だ優秀な医薬品会社が誕生していない。 いいかえれば、労働者の抜本的な「再教育」が緊急な課題になりつつある。
ところで、対中国貿易で「最大の黒字国」は、ダントツの韓国で8兆円近い黒字を楽しんでいる。主な輸出品目は、機械類と電子製品である。2位のスイスは3兆円近い黒字 (時計や医薬品を含む種々の品目) 、3位の豪州は2兆円の黒字で、鉄鉱や石炭などが主な輸出品目である。 天然資源の乏しい日本は、豪州の真似はとてもできないが、商売上手な小国である "韓国やスイス" に今後見習うことは可能であろう。
私の個人的な意見によれば、いわゆる「マイカー」は、日本国内ばかりではなく、欧米諸国でも既に飽和状態に達し、中国やインドの中心都市でさえも飽和状態に達し、「排気ガスによる大気汚染」が大きな社会問題になっている。従って、日本の自動車業界は「泥沼」状態に入り、マイカーをこれ以上生産して、海外に輸出し続ける理由が非常に乏しくなった! 大きく「業務転換」をする時期がやって来た! 日本は敗戦後しばらく、衣料品の輸出で経済発展を遂げた。しかし、次第に韓国、中国、インドなどに追い着かれて、電気機器や自動車産業に転換した。しかしながら、この業界も既に、韓国や中国にとってかわられる段階に達している。
日本は先進国「ドイツ」から学ぶ時期が来た! いわゆるIT技術を駆使した産業に転換すべきである。 もう一つは、新しい医薬品の開発である。 競争相手の中国、韓国、インドには、未だ優秀な医薬品会社が誕生していない。 いいかえれば、労働者の抜本的な「再教育」が緊急な課題になりつつある。
ところで、対中国貿易で「最大の黒字国」は、ダントツの韓国で8兆円近い黒字を楽しんでいる。主な輸出品目は、機械類と電子製品である。2位のスイスは3兆円近い黒字 (時計や医薬品を含む種々の品目) 、3位の豪州は2兆円の黒字で、鉄鉱や石炭などが主な輸出品目である。 天然資源の乏しい日本は、豪州の真似はとてもできないが、商売上手な小国である "韓国やスイス" に今後見習うことは可能であろう。
「スイス」での米朝首脳 (トランプ 対 金正恩 ) 会談 は安倍政権の地盤を揺るがす!
北鮮の「ロケットマン」によるミサイルテストに怯える日本の有権者を地盤にしていた「鷹派」の安倍政権は、憲法9条の改悪を推進、日本の再軍備をめざしていた。ところが、韓国での冬期五輪をきっかけに、南北朝鮮の融和ムード作りに成功した韓国の文政権は、米朝首脳会談を持ち出し、トランプと金とが握手を交す機会を創り出した。 北朝鮮による核開発の凍結、ミサイル発射の中止が実現できれば、安倍政権がやっきになって推進する「我が国を守る」政策が根底から揺るぎ出す。。。明らかに、自民党に「ハト派」の登場を促す。この「平和ムード」を一番喜んでいるのは、沖縄の住民たちだろう。
(5月頃に予定されている) 米朝首脳会談の舞台は、永世中立国の「スイス」が恐らく引き受けるだろう。 トランプ大統領が敵国「北鮮」を訪問する可能性はないし、逆に金首席が敵国の韓国や米国を直接訪問する可能性も今のところ「ゼロ」に等しいからだ。 かと言って、安倍政権が日本での首脳会談を御膳立てする可能性も全くない。 自らの崩壊(自滅) を加速する (墓穴を掘る) ような馬鹿な提案は、狡猾な安倍の頭には全くない! 実は、金首席にとって、スイスは懐かしい場所でもある。若い頃(1996年, 12歳で)、スイスの首都ベルンにある国際学校に留学し、「パク・ウン」という偽名を使いながら「西洋文明」、「民主主義」、ドイツ語などの教育を受けた経験がある。それを熟知しているスイス外務省は、電光石火、米朝首脳会談のスイスでの開催を提案した。 巷の噂では、ユネスコの本部があるジュネーブがその候補地に挙がっている。。。
かなり「皮肉な話」ではあるが、もし米、韓、朝の間で平和条約が結ばれる機運が高まれば、(それを確実に実現させるために) ノーベル平和賞がトランプ、文、金の3者に与えられる可能性もある。。。それに必死に「反対」するのは、安倍政権以外にはないだろう!
(5月頃に予定されている) 米朝首脳会談の舞台は、永世中立国の「スイス」が恐らく引き受けるだろう。 トランプ大統領が敵国「北鮮」を訪問する可能性はないし、逆に金首席が敵国の韓国や米国を直接訪問する可能性も今のところ「ゼロ」に等しいからだ。 かと言って、安倍政権が日本での首脳会談を御膳立てする可能性も全くない。 自らの崩壊(自滅) を加速する (墓穴を掘る) ような馬鹿な提案は、狡猾な安倍の頭には全くない! 実は、金首席にとって、スイスは懐かしい場所でもある。若い頃(1996年, 12歳で)、スイスの首都ベルンにある国際学校に留学し、「パク・ウン」という偽名を使いながら「西洋文明」、「民主主義」、ドイツ語などの教育を受けた経験がある。それを熟知しているスイス外務省は、電光石火、米朝首脳会談のスイスでの開催を提案した。 巷の噂では、ユネスコの本部があるジュネーブがその候補地に挙がっている。。。
かなり「皮肉な話」ではあるが、もし米、韓、朝の間で平和条約が結ばれる機運が高まれば、(それを確実に実現させるために) ノーベル平和賞がトランプ、文、金の3者に与えられる可能性もある。。。それに必死に「反対」するのは、安倍政権以外にはないだろう!
2018年3月4日日曜日
北里柴三郎と文部省 (井の中の蛙) とのあつれき
コッホ研究所で、ジフテリアの血清療法などを開発し ( ノーベル賞候補にも何度か挙げられる) 世界的な細菌学者になった北里柴三郎はドイツ留学から帰国後、福沢諭吉の援助により発足した私立の伝研 (伝染病研究所、今日の東大付属の医科学研究所の前身) の所長になったが、ライバルの (いわゆる「井の中の蛙」) 東大医学部長 (青山胤通、細菌学専攻) と文部大臣の策略 (結託) によって、自分の伝研が勝手に文部省の管理下にある東大医学部の付属研究所にされたのを不服に感じ、伝研の所長を潔く辞めて、新たに私立の研究所 (北里研究所) や(福沢諭吉が創立した) 慶応義塾大学に医学部を新設するに至る歴史的な経過をドラマチックに描いた作品である。
実は、青山は昔から北里に恨みを感じていた。殊に1894年ごろ発生した香港ペスト事件で、青山が北里に体面をひどく汚されたからだ。ペスト調査団のメンバーとして、伝研を代表して北里、東大を代表して青山が香港に派遺された。青山はペスト患者の屍体解剖をやっているうちに、ペストに感染して、九死に一生を得た。他方、北里はペスト菌を世界に先駆けて発見するという華々しい功績を挙げた。そこで、青山は北里を何とかして、自分の尻に敷く機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
(私学と官学との対立を巡る)この事件を通じて、「九州男児」(熊本出身)北里の激しい「医魂」(医学者としての強い独立精神) が浮き彫りにされている。
さて、この事件が発生したのは、「早稲田」の創立者である大隈重信(1838-1922)が首相であった時分である。このエピソードから、「慶応」には昔から医学部があるが、ライバルの「早稲田」にはいまだに医学部がない由縁も容易に理解できるだろう。 私自身の意見では、慶応の猿真似をしてまで、今さら早稲田が医学部を新設する必要はない! 各々の大学は確固たる独自性を保持すべきである。
千円札に載っている (同時代の) 野口英世の名声は高いが、実質的な医学上の業績は (北里柴三郎) に比べてかなり劣る。 従って、私個人の意見では、千円札の「顔」は後者に変えるべきであろう。尤も、そんな「雑音」には、今の蔵相や日銀総裁は「聴く耳」を持たぬであろうが。。。
薬学部出身で、海外で長らく最先端の「創薬」を志す私自身も「文部省嫌い」であり、私小説「闘う薬魂」をいつか将来、(機会があれば) 出版してみたいと夢見ている。例えば、「建国記念日」(紀元節)、「日の丸」掲揚、「君が代」斉唱、米軍や自衛隊との「軍学共同研究」、「6年制薬学部の新設」、「英語教育の抜本的強化」など諸々の問題で、"封建的な" 文部官僚連中と真っ向から意見が食い違う。。。
実は、青山は昔から北里に恨みを感じていた。殊に1894年ごろ発生した香港ペスト事件で、青山が北里に体面をひどく汚されたからだ。ペスト調査団のメンバーとして、伝研を代表して北里、東大を代表して青山が香港に派遺された。青山はペスト患者の屍体解剖をやっているうちに、ペストに感染して、九死に一生を得た。他方、北里はペスト菌を世界に先駆けて発見するという華々しい功績を挙げた。そこで、青山は北里を何とかして、自分の尻に敷く機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
(私学と官学との対立を巡る)この事件を通じて、「九州男児」(熊本出身)北里の激しい「医魂」(医学者としての強い独立精神) が浮き彫りにされている。
さて、この事件が発生したのは、「早稲田」の創立者である大隈重信(1838-1922)が首相であった時分である。このエピソードから、「慶応」には昔から医学部があるが、ライバルの「早稲田」にはいまだに医学部がない由縁も容易に理解できるだろう。 私自身の意見では、慶応の猿真似をしてまで、今さら早稲田が医学部を新設する必要はない! 各々の大学は確固たる独自性を保持すべきである。
千円札に載っている (同時代の) 野口英世の名声は高いが、実質的な医学上の業績は (北里柴三郎) に比べてかなり劣る。 従って、私個人の意見では、千円札の「顔」は後者に変えるべきであろう。尤も、そんな「雑音」には、今の蔵相や日銀総裁は「聴く耳」を持たぬであろうが。。。
薬学部出身で、海外で長らく最先端の「創薬」を志す私自身も「文部省嫌い」であり、私小説「闘う薬魂」をいつか将来、(機会があれば) 出版してみたいと夢見ている。例えば、「建国記念日」(紀元節)、「日の丸」掲揚、「君が代」斉唱、米軍や自衛隊との「軍学共同研究」、「6年制薬学部の新設」、「英語教育の抜本的強化」など諸々の問題で、"封建的な" 文部官僚連中と真っ向から意見が食い違う。。。
2018年3月3日土曜日
日本の「抜本的」教育改革: 「入試合格発表日」による国立大学の「格付け」か
それとも「英語教育」の強化か?
去る週末に、いわゆる「前期」の国立大学入試が一斉に終了した。受験生たちにとっては、合否の判定が待ち遠しいに違いない。 さて、(予備校) 「駿台」のHP によれば、国立大学入試の合格発表日は、大学によってまちまちのようである。しかし、決して "ランダム"ではない! 丸で「大相撲の力士番付け表」のごとく、横綱級 (東大と京大) が 最後の10日で、大関級 (阪大、東北大など) は9日、関脇級 (名大、九大、北大、その他大勢) は7-8日になっている。つまり、格付けの低いほど、早期に (前座で) 発表するようにアレンジされているようだ。"不平等" 極まりない!
昔 (半世紀前) はどの一期国大からも同日 (3月21日) に 結果発表が出たような記憶が残っているが、今は、一体何故に、合格発表日に、歴然とした「格付け」をする必要があるのだろうか? 一体誰が、何 (競争率? 世界ランキング?**) を規準にして、このような「大学の格付け」をしているのだろうか? 文科省が設置した (「横綱審議会」ならぬ) 国大入試審議会 なる委員会の (東大や京大の教授陣で占められた) 幹部 連中によって、お膳立てされたものだろうか?
私の理解が正しければ、都立高校入試の合格発表日には、今でも「格付け」がない。同じ日々に入試が施行され、同じ日に一斉に合格者の発表がある。勿論、「学校差」は、大学以上に歴然と存在するにも拘らず! けだし、同一大学内でも、例えば、医学部 (理3) と文学部 (文3)では、合格最低点に関して「雲泥の差」がある。従って、いわゆる「横綱」級のA 大学の文学部 と「関脇」級のC 大学の医学部との入学難度は、現行の大学自身の「格付け」とは、全く無関係である。従って、「歪んだ」(無意味な) 「国大の 格付け」など即時廃止すべきだ、と私は思う。
むしろ、私立大学のように、それぞれの 大学が、自由に独自の入試日と合否発表日とを設置すべきだろう。 つまり、受験生による「自由選択、自由競争」に任すべきである。そうすれば、「クズに近い」一連の国立大学は「自然淘汰」によって、遅かれ早かれ「絶滅」するだろう。私はダーウインと同様「進化論者」だから、自然淘汰に任せることが、一番健全であると思う。。。 以上は、その昔、都立高校の悪名高き「学校群制度」(過保護!) で、苦い体験をした古い世代からの提言である。
結論: 悲惨な世界的なランキングを考慮すれば、我が国の (入試合格発表日にみられる) 国立大学の「格付け」(小細工) は単なる「コップ内の嵐」、 あるいは(50歩が100歩をあざ笑う)「どんぐりの背くらべ」に過ぎない。 学生の質の向上のためには全く"無益" である! 我々の世代が在学していた半世紀前の「東大」は、英国のOxfordやCambridge、米国のHarvard, MIT, Yale, Stanford, Caltech, UC Berkeley などに次いで「世界の番付ベストテン」以内にあったという記憶が残っている。「昔の光、今いずこ」の感が深い! 日本の大学全体が明らかに、文科省の官僚連中などにより「改悪」されつつある。。。
参考までに、東大/京大の世界ランキングの (過去数年間に渡る) 推移について、2015年に 小松 健司 氏 (21世紀教育応援団) は、こう警鐘を発していた:
東大が昨年の23位から43位へ急降下したことが波紋を呼んでいる! 2010年からの5年間は26位から30位と、20位台で安定していたが、今年は一気に20位も急落した。京大も過去5年間は50位台で推移していたが、今年は30位も急落した!
昨年、国際競争力アップの重点校として、両大学を「スーパーグローバル大学」(?) に指定した文科省の "馬鹿" (石頭) は明らかにショックを隠せない。
国際的に通用しない日本の大学を諦めて、「海外 (英米) の一流大学に留学」することを彼は勧めている。 "Me Too" (海外生活45年の私も同感である! 最近、東大や京大を「滑べり止め校」として受験して、実際には海外の大学へ進学する (英語堪能な) 学生数が急増している。。。
新規な表現を借用すれば、現状のままでは「大和民族」も絶滅した「ネアンデルタール民族」と同じ道を辿りつつあると言えよう。
「大学の格付け」という "小手先" の改革ではなく、義務教育時代から「英語教育を強化」して、国際的に通用する「英語をしゃべれる民族」に大変換することが、我が国の存亡をかけた「将来最大の課題」である。先ず (英語が喋れない) 「文部官僚の英語教育」(自己改革!) が真っ先の課題となろう。
文部官僚は「グローバル」(global) という英語の意味がわかっていない! 「国際的に通用する」という意味である。 日本語では、"グローバル" には絶対になれない! 日本語は江戸時代の「鎖国」の名残りに過ぎない! (文字通り) "鎖国" を解かねば、海外で通用しない!
「西郷どん」や「ペリー提督」ではないが、"英語教育" なる「黒船」で、「安倍幕府」に「開国」を迫らねばならない時期が遂に到来した! 云々を「でんでん」と読んで通用するような時代は既に終わった! 「 etc 」(et cetera あるいは and so forth) と "英語読み" すべき時代がやって来た!
大学の機能には大別して、学部学生の教育と院生の研究指導がある。 勿論、受験生の関心は主に前者であろう。 しかしながら、大学に対する社会的評価は実質的には、主に後者 (研究業績) に依る。後者の評価には、様々な方法があるが、端的には、卒業生や教授のノーベル受賞者数に如実に表れる。 下記のインターネット欄によれば、過去110 年余りの大学別データによれば、米国のHarvard がダントツで158名, Top tenの 大学が60名、(アジアでは「Top」の) 東大も京大もわずか 7-8名で、Top 29 (UCLA 24 名) には、ほど遠い! これが厳しい「世界の現実」である!
昔 (半世紀前) はどの一期国大からも同日 (3月21日) に 結果発表が出たような記憶が残っているが、今は、一体何故に、合格発表日に、歴然とした「格付け」をする必要があるのだろうか? 一体誰が、何 (競争率? 世界ランキング?**) を規準にして、このような「大学の格付け」をしているのだろうか? 文科省が設置した (「横綱審議会」ならぬ) 国大入試審議会 なる委員会の (東大や京大の教授陣で占められた) 幹部 連中によって、お膳立てされたものだろうか?
私の理解が正しければ、都立高校入試の合格発表日には、今でも「格付け」がない。同じ日々に入試が施行され、同じ日に一斉に合格者の発表がある。勿論、「学校差」は、大学以上に歴然と存在するにも拘らず! けだし、同一大学内でも、例えば、医学部 (理3) と文学部 (文3)では、合格最低点に関して「雲泥の差」がある。従って、いわゆる「横綱」級のA 大学の文学部 と「関脇」級のC 大学の医学部との入学難度は、現行の大学自身の「格付け」とは、全く無関係である。従って、「歪んだ」(無意味な) 「国大の 格付け」など即時廃止すべきだ、と私は思う。
むしろ、私立大学のように、それぞれの 大学が、自由に独自の入試日と合否発表日とを設置すべきだろう。 つまり、受験生による「自由選択、自由競争」に任すべきである。そうすれば、「クズに近い」一連の国立大学は「自然淘汰」によって、遅かれ早かれ「絶滅」するだろう。私はダーウインと同様「進化論者」だから、自然淘汰に任せることが、一番健全であると思う。。。 以上は、その昔、都立高校の悪名高き「学校群制度」(過保護!) で、苦い体験をした古い世代からの提言である。
** 2018“世界大学ランキング": 東大46位、京大74位: アジア "ランキング”では、東大6位、京大9位 と 悲惨な結果 !
アジア 「best 8」 には、"英語に強い" シンガポールや香港のエリート大学がひしめく!
"東大"は2012-2015年にかけて、アジアのトップを一時保っていたが、2016年にシンガポール大学や北京大学にトップを奪われて以来、転落の一途を辿る!
英国の教育専門誌 "Times Higher Education" 発表の「世界大学ランキング2018」によれば、
"東大"は2012-2015年にかけて、アジアのトップを一時保っていたが、2016年にシンガポール大学や北京大学にトップを奪われて以来、転落の一途を辿る!
英国の教育専門誌 "Times Higher Education" 発表の「世界大学ランキング2018」によれば、
1位は Oxford 大学(英)、2位はCambridge 大学(英)、3位はCal Tech大学(米)とStanford 大学(米)。10位のETH大学(スイス)を除き、トップ20 を英米の大学が独占!
アジアで最もランクが高いのは、22位のシンガポール大学。中国の名門である北京大学(27位)と清華大学(30位)も上位に進出。
“過保護” の 東大は 46位、京大は 74位!
日本の大学を見てみると、200位以内にランクインしたのは46位の「東大」と、韓国のソウル大学校と並んで74位の「京大」の2校のみ。東大は昨年の39位から7ランクダウンし過去最低! 201位~250位内に「阪大」と「東北大」。251~300位に「東工大」。301~400位に「名大」と「九大」、401~500位に「北大」と「東京医科歯科」「筑波大学」がランクインしている。
結論: 悲惨な世界的なランキングを考慮すれば、我が国の (入試合格発表日にみられる) 国立大学の「格付け」(小細工) は単なる「コップ内の嵐」、 あるいは(50歩が100歩をあざ笑う)「どんぐりの背くらべ」に過ぎない。 学生の質の向上のためには全く"無益" である! 我々の世代が在学していた半世紀前の「東大」は、英国のOxfordやCambridge、米国のHarvard, MIT, Yale, Stanford, Caltech, UC Berkeley などに次いで「世界の番付ベストテン」以内にあったという記憶が残っている。「昔の光、今いずこ」の感が深い! 日本の大学全体が明らかに、文科省の官僚連中などにより「改悪」されつつある。。。
参考までに、東大/京大の世界ランキングの (過去数年間に渡る) 推移について、2015年に 小松 健司 氏 (21世紀教育応援団) は、こう警鐘を発していた:
東大が昨年の23位から43位へ急降下したことが波紋を呼んでいる! 2010年からの5年間は26位から30位と、20位台で安定していたが、今年は一気に20位も急落した。京大も過去5年間は50位台で推移していたが、今年は30位も急落した!
昨年、国際競争力アップの重点校として、両大学を「スーパーグローバル大学」(?) に指定した文科省の "馬鹿" (石頭) は明らかにショックを隠せない。
国際的に通用しない日本の大学を諦めて、「海外 (英米) の一流大学に留学」することを彼は勧めている。 "Me Too" (海外生活45年の私も同感である! 最近、東大や京大を「滑べり止め校」として受験して、実際には海外の大学へ進学する (英語堪能な) 学生数が急増している。。。
新規な表現を借用すれば、現状のままでは「大和民族」も絶滅した「ネアンデルタール民族」と同じ道を辿りつつあると言えよう。
「大学の格付け」という "小手先" の改革ではなく、義務教育時代から「英語教育を強化」して、国際的に通用する「英語をしゃべれる民族」に大変換することが、我が国の存亡をかけた「将来最大の課題」である。先ず (英語が喋れない) 「文部官僚の英語教育」(自己改革!) が真っ先の課題となろう。
文部官僚は「グローバル」(global) という英語の意味がわかっていない! 「国際的に通用する」という意味である。 日本語では、"グローバル" には絶対になれない! 日本語は江戸時代の「鎖国」の名残りに過ぎない! (文字通り) "鎖国" を解かねば、海外で通用しない!
「西郷どん」や「ペリー提督」ではないが、"英語教育" なる「黒船」で、「安倍幕府」に「開国」を迫らねばならない時期が遂に到来した! 云々を「でんでん」と読んで通用するような時代は既に終わった! 「 etc 」(et cetera あるいは and so forth) と "英語読み" すべき時代がやって来た!
大学の機能には大別して、学部学生の教育と院生の研究指導がある。 勿論、受験生の関心は主に前者であろう。 しかしながら、大学に対する社会的評価は実質的には、主に後者 (研究業績) に依る。後者の評価には、様々な方法があるが、端的には、卒業生や教授のノーベル受賞者数に如実に表れる。 下記のインターネット欄によれば、過去110 年余りの大学別データによれば、米国のHarvard がダントツで158名, Top tenの 大学が60名、(アジアでは「Top」の) 東大も京大もわずか 7-8名で、Top 29 (UCLA 24 名) には、ほど遠い! これが厳しい「世界の現実」である!