LPSがPAKを活性化すると前述した。最近、韓国 (Chonnam University) のPARK グループによって、そのメカニズムが詳しく分子レベルで解明された。 実は、PAK阻害蛋白の一つである「Notch」と呼ばれる抗癌性を持つ転写蛋白の機能を、LPSが抑える (1)。 いかにLPSがNotchの機能を抑えるかも判明した。 LPSがNO (Nitric Oxide) を誘導し、NO がNotch分子のチロシン残基 1905をニトロ化することによって、そのPAK阻害活性を抑える。
Notch は細胞膜を貫通する分子で、細胞内の部分がPAKに直接結合して、そのキナーゼ活性を抑える (2)。  一方、Notchの細胞表面にある部分は、幾つかのリガンドと結合すると、活性化を受ける受容体である。 そのリガンド (刺激ホルモン) が「DSL」と呼ばれる蛋白群である。 言い換えれば、「DSL」はPAK遮断蛋白/ホルモンなのである。 従って、少なくとも理論的には、「DSL」あるいはその誘導体は将来、抗癌剤として開発/利用しうる可能性を秘めていることになる。
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