しかしながら、最近、韓国の研究グループによって、我々が日常食べている椎茸にも、抗がん作用、抗炎症作用、抗高血圧作用、抗感染作用などがあることが明らかにされた (1)。 その主要成分は、「エリタデニン」 と呼ばれる特殊な (芳香環としてアデニン側鎖を持つ) アミノ酸誘導体で、高血圧の特効薬である 「カプトピリル」 と同様、アンジオテンシン活性化酵素 (ACE) を直接阻害する (IC50=90 nM) ことがわかった(1)。
我が水平思考によれば、この天然化合物にも、前述の 「カプトピリル」 と同様、恐らくPAK遮断作用があると推定される。
従って、椎茸を食べれば、健康長寿 (長生き) を楽しむことができる だろう。
エリタデニンのCOOHをエステル化して、その細胞透過性を飛躍的に高めるプロジェクトを
目下進めている。。 我々の経験では、この種のエステル化によって、抗癌作用が500倍以上にも高まる実例が幾つかある。
参考文献:
1.Afrin S, Rakib MA, Kim BH, Kim JO, Ha YL. Eritadenine from Edible Mushrooms Inhibits Activity of Angiotensin Converting Enzyme (ACE) in vitro. J Agric Food Chem. 2016 Mar 3.
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