腐敗(あるいは無能化)した政党による「衆愚政治」をつぶせ!
戦後60年余りの日本政治史を省みるにつけて、日本の政治家の大部分には、社
会を良くする情熱も才覚もない。他方、一般国民の大部分には、民主主義とは何
かがちっともわかっていない。選挙の度に惰性的に投票すれば、それで民主主義
だと思っている。それは、単なる「衆愚政治」に過ぎない! だから、保守的な
自民党が相変わらず、日本の議会の過半数をほとんど常に占め、腐敗政治を半世
紀以上続けている。そして、その自民党に代わって、政権を狙っている民主党も
本質的には、自民党とほとんど変わらないし、大部分は小沢代表を筆頭に元「自
民党」の議員連中である。与党の名前が変わっても、その中身は従来と本質的に
同じである。かといって、革新政党である共産党や社民党は、衰退の一途をたど
り、比例区で辛うじて数名が当選できるが、小選挙区では、もはや当選者を出せ
なくなっている。もし、政府が比例区を廃止したら、これら革新政党は全て国会
から消滅することになる。笑い事ではない!
いいかえれば、現在の保守衆愚政治は、江戸時代末期の幕府の状況に酷似してい
る。日本国民の「眠り」を覚ますために、「黒船」か新しい「維新」が必要だ! そ
ういう風な危機感を毎日ひしひしと感じているのは、恐らく私独りではなかろう。
今の膠着した政治体制をつぶすために、外国からの侵略をできれば歓迎したくな
い。「イラク戦争」の二の舞をするからだ。自国の問題は、自国民の手で解決し
なければ、長続きしない。さて、「維新」をするには、どうしたら良いだろうか!
まず、国民投票で、今の政党政治に満足している国民が一体何%いるかを問うべ
きだろう。もし、過半数が不満足であれば、今後、政党政治を廃止すべきだ。ま
ず、全ての政党を非合法化して解散させる。次に、日本のヘッド(首相や大統領)
を、今後国民による直接投票で選ぶか、従来通り国会で(無所属)議員の投票に
よって、間接的に選ぶかについて、国民投票で問う。もし、国民の過半数が直接
投票で大統領を選ぶことを望んだ場合には、無所属の全ての有権者あるいは、い
わゆる「勝手連」の代表が、大統領に立候補できるチャンスを得ることができる。
つまり、誰でも、その才覚さえあれば、皮膚の色や性別にかかわらず(バラク・
オバマのように)将来若くして大統領になれるという「夢」や「希望」が、日本
国民全体に沸き上がるのだ(我々には、老いぼれの大統領など要らない!)。
これが、私の期待する「維新」(無血革命)の内容である。例えば、今の皇太子
にも(本人が)望めば、選挙権が与えられ、大統領に立候補できる。勿論、憲法
は大幅に改正され、弟1条から8条まで全面削除、(世襲制の非人間的な)天皇
制は廃止される。弟9条の行方も内容も、国民による直接投票の結果で決定され
る。従って、「護憲」のごとき曖昧な熟語に全く意味がなくなる。問題はどう
「改憲」するかだ。どうだろうか?
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