人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2014年4月7日月曜日

琉球 (オオ) バラ イチゴの実にも美白作用!

琉球バライチゴの真っ赤な実 にもメラニン色素の合成を抑える (美白作用がある)アントシアニンが豊富に存在することが、つい最近、静岡大学の熊沢茂則教授の研究室によって明らかにされた (1)。 恐らく、木苺 「ブルーベリー」 と同様、この小さな木苺 (直径わずか 1 センチ) にもPAK遮断作用があるのであろう。。。 というのは、琉球バライチゴには、抗癌、抗炎症、抗肥満などの薬理作用があり、抗癌キナーゼ (LKB1ーAMPK)を活性化する作用が、既に知られているからである (2)。  前述したが、LKB1はAMPKを活性化すると同時に、PAKを直接阻害する。従って、琉球バライチゴの美白作用はPAKを遮断することによって、発揮されると推察される。。。

 更に、青や紫色の穀物、野菜や果物類 (例えば、黒豆、黒米、ブルーベリー、紫トウモロコシ、紫サツマイモなど) に多く含れているアントシアニン系の色素、例えばシアニジンー3 グルコシド (C3G)は、直接「FYN」と呼ばれるチロシンキナーゼを阻害することによって、その下流にあるPAKを遮断することが最近明らかになった。

参考文献:

1. Kubota, K., Hosoya, T., Fukumoto, S.,  Miyagi, T.,  Kumazawa, S. Anti-melanogenic compounds in Rubus croceacanthus. Journal of Berry Research, 2014, in press.
2. Jeong MY, Kim HL, Park J, An HJ, et al. Rubi Fructus (Rubus coreanus) Inhibits Differentiation to Adipocytes in 3T3-L1 Cells. Evid Based Complement Alternat Med. 2013; 2013:475386.

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