台湾屏東県枋山郷出身で客家の旧家の出 (1956年生まれ)。台湾のトップ名門大学 「国立台湾大学」 法学部卒業後、米国のコーネル大学 Law School で法学修士、英国のロンドン大学院で法学博士を取得。帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任。専門は国際経済法。
国民党政権下の1990年代に、経済部の国際経済組織首席法律顧問、経済部貿易調査委員会委員、行政院大陸委員会委員、行政院公平交易委員会委員などを務め、1999年に李登輝総統が発表した「中台関係」の新定義、いわゆる「二国論」に深く関わる (台湾は香港と違って、中国の一部ではなく、「独立国」という見解)。
「民進党」が政権を獲得した2000年5月、中台関係の政策を受け持つ行政院大陸委員会の主任委員に就任。2004年には民進党から立法委員選挙に出馬して当選、2006年1月から2007年5月まで行政院副院長(副首相)を務めた。
2008年5月、民進党が下野した直後の党主席選で (対抗馬の辜寛敏や蔡同栄に圧勝し)、第12代主席に就任 (民進党初の女性党首)。2010年5月、第13代主席に再選。
2010年11月に実施された地方選挙で、新北市初代市長選挙に出馬するも、国民党の朱立倫に惜敗。2012年1月実施の総統選の民進党公認候補として、再選を目指す国民党の現職の馬英九と次期総統の座を争ったが敗れた。2014年、蘇貞昌の後任として再度、党主席に就任。
2015年6月、米紙『タイム』アジア版の表紙を飾り、独占インタビューも掲載。 2015年10月、日本を訪れ、政府高官や与野党幹部らと会談を行った。
2016年1月16日、台湾総統選で与党・中国国民党の朱立倫主席、野党・親民党の宋楚瑜主席を破り、初当選を果たす (初の女性総統!)。
少なくとも、中国語 (台湾語)、英語、日本語など3か国語を喋る。
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