放射線や従来の抗癌剤による癌の治療は多くの副作用をもたらす。脱毛、免疫能の低下、食欲の減退などである。従って、これらの副作用を起こさない (しかも、健康長寿をもたらす可能性の高い) プロポリスなどのPAK遮断剤を使用する方がずっと賢明であろう。
さて、ごく最近、放射線のもたらす「もう一つの弊害」が分子レベルで明らかになった。韓国プサン大学の研究グループによれば、肺癌の放射線治療は、なんと発癌/老化キナーゼである「PAK 」を異常に活性化する結果をもたらす(1)。 そのメカニズムを詳しく調べた結果、次のようなことが明白になった。放射線はチロシンキナーゼの一種であるJAK2を活性化し、その結果、PAKが燐酸化を受けて、異常に活性化される。 けだし、乳癌では、プロラクチンがJAK2を介して PAKを活性化することが数年前からわかっている。肺癌や乳癌が放射線や抗癌剤「タモキシフェン」に対して耐性を示すのも、このPAKの異常活性化による。従って、肺癌でも乳癌でもそうであるが、(逆にPAKを遮断する) プロポリスなどで治療する方がずっと効果的であると思われる。
参考文献:
- Kim E, Youn H, Kwon T, et al. PAK1 tyrosine phosphorylation is required to induce epithelial-mesenchymal transition and radio-resistance in lung cancer cells. Cancer Res. 2014 Aug 14.
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