人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2014年1月25日土曜日

若白髪 (白眉) は長生きする!


一般に年をとるにつれ白髪が増える。 この白髪化はなぜ起こるのだろうか? センチュウの研究から知られていることは、PAK遺伝子の発現は生れた (卵のふ化) 直後 は非常に高いが、日が経つにつれ減少していく。 従って、PAKがメラニンの合成に必須であることを考慮すると、(人類の) 白髪化はPAK遺伝子の発現が減少することを反映していると考えるのが妥当であろう。

さて、我々によるセンチュウの研究から、PAK遺伝子が欠損すると長生きすることがわかっている。マウスでも類似な結果が出ている。 いいかえれば、「若白髪は長生きの兆候」であるといえよう。なぜなら、若くして、既にPAK遺伝子(難病の元凶)の発現が殆んど止まっているからだ。

卑近な一例を挙げよう。私自身の母は50才以前に総白髪になっていた。午年生まれの母は、来たる2月に96才を迎えるが今まで病気一つせず、実に健康な「白馬」(白眉)だった。 白眉(はくび)の由来 …(三国誌)蜀志・馬良伝

一説には、白髪化の原因やメカニズムが解明できれば、「ノーベル医学賞」ものだそうである。 (「健康長寿」へ大いに寄与する) PAK研究の草分けにもそろそろチャンスがやって来たようである。。。
  

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