(沖縄)PAK研究センターの主な目標(5ヶ年計画):
1。沖縄特産の植物あるいは海産物からPAK阻害/遮断剤を発掘/開発
2。 沖縄以外に生育する植物からPAK阻害/遮断剤を発掘/開発
3。天然PAK阻害/遮断剤の化学修飾による作用強化
(例えば、Artepillin C や CucurbitacinのTriazolyl 誘導体)
4。スタロスポーリン (ST) の3位を水酸化する酵素(STOHase)を海鞘あるいは哺乳類の脳から単離/精製
(例えば、Artepillin C や CucurbitacinのTriazolyl 誘導体)
4。スタロスポーリン (ST) の3位を水酸化する酵素(STOHase)を海鞘あるいは哺乳類の脳から単離/精製
5。海鞘由来の”非特異的な”キナーゼ阻害剤「STー2001」 (ST-3OH) の9位にヘキシルアミンを付加して、水溶性のPAK”特異的”阻害剤「STー3009」(IC50=1 nM)を開発
実は「Pak-omics」の歴史は意外に長い。その前身は1977年、米国NIHに始まる。我々の手で土壌アメーバ中に初めて見い出された「ミオシン重鎖キナーゼ」がPAKの「はしり」である。1994年に哺乳類の脳内にも同じようなキナーゼが見つかり「PAK」と命名された。1990年代末にPAKが癌の増殖に必須であることが我々や他の研究者によって明らかにされて以来、(副作用のない) 新しい抗癌剤として、PAK遮断剤の開発をめざす研究「パコーミクス」が、今世紀初頭から英語圏 (特に、米国と豪州) を中心にして開始された。
豪州メルボルンにある我々のルードビッヒ国際癌研究所で、PAK遮断ペプチド「WRーPAK18」やCAPEを主成分とするプロポリス「Bio 30」などが先ず発掘/開発された。米国MITの利根川教授のグループも数年前、自閉症にもPAKが必須であることを見つけて以来、(自閉症や統合失調症などを含む) 種々の精神障害の治療をめざして「パコーミクス」に従事している。
このように、海外で研究を続ける日本人グループが「パコーミクス」をリードしてきたが、残念ながら、日本国内では「パコーミクス」がまだ殆んど進んでいない。そこで、健康長寿県「沖縄」を拠点にして、健康長寿に役立つ沖縄特産植物などから、(安全かつ安価な) PAK遮断剤を発掘/開発する「PAK研究センター」を開設し、若い「パコーミクス」研究者の養成をめざしたい。
沖縄には英語を公用語とする「OIST」(沖縄科学技術大学院大学) が既に数年前に正式に開校している。しかしながら、「PAK研究センター」は「OIST」のような純「教育機関」ではなく、地元沖縄の固有産業や地元県民全体の健康長寿と密接に結び付く (言わば「琉球文化遺産の再発見」にもつながる) 実用的な研究機関であり、いわゆる「象牙の塔」に終わることは決してない。
もう一つ強調したいことは、「アベノミクス」は明らかに「大企業優先」であるが、「パコーミクス」は地元「沖縄」県民や難病患者の目線が第一優先である。 米軍基地を沖縄に押し付ける戦後「植民地主義」とは大違いである!
沖縄は現在、肥満率が最も高い県である! しかも、肥満は 「健康長寿への最大の敵」 と言われている。 沖縄から、まず 「FAST Foods」 を駆逐する必要がある!
「一体何を飲食したら長生きできるか」は、「どの植物にPAK遮断物質が含まれているか」を研究すれば、自ずから答が得られるだろう。 一般に (海産物以外の) 「動物食品にはPAK遮断物質はごく稀にしか存在しない」。
実は「沖縄が長寿県」というのは、数年前までの統計によるもので、最近の統計では、男女とも「長野」 が 「最長寿」県である。「沖縄」は女性では3位、男性では30位に転落。「短命化」の最大原因は食生活の変化、特に「米軍基地」文化の悪影響で「Fast Foods」(いわゆる「マック」や「KFC」) に依存する食生活に変質しつつあるからであろう。 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-203425-storytopic-11.html
沖縄は現在、肥満率が最も高い県である! しかも、肥満は 「健康長寿への最大の敵」 と言われている。 沖縄から、まず 「FAST Foods」 を駆逐する必要がある!
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