第二世界大戦が終了したから、来年で既に70年になる。終戦直後に(世界平和をめざす)国連が設立された。その設立に主動的な役割を果たした戦勝連合国5カ国(米ソ中英仏)が国連の安全保障理事会 ”常任理事国”になった。さて、その中で、中華民国が1949年の共産革命により、中華人民共和国に入れ替わると共に、ソ連が1990年ごろに解体して、ロシアがソ連に入れ替わった。さて、戦後70年を迎えて、英国とフランスは(世界平和にために)一体どれだけの貢献が実際にできるのだろうか? 現在の常任理事国が共通に保有しているのは、核兵器である。 とすると、「核兵器の保持が世界平和を維持する原動力になっている」と解釈すべきなのだろうか?
もし仮に、国連を「世界の人々を代表する議会」と解釈すれば、”安保” 理事会常任国は、人口(有権者)の最も多い5大国(「世界人口の過半数」を占めている中国、インド、米国、インドネシア、ブラジル)であるべきだろう。ロシアと日本は人口ランキングでは、9位と10位を占めているに過ぎない。英仏の人口はそれ以下である。従って、今の国連常任理事会の構成は世界の「デモクラシー」の原理に明らかに反していると言えるだろう。核ミサイルの発射ボタンを押しうる「核中」(核兵器中毒)にかかった諸国により国連が牛耳られていると言わざるをえない。このような片寄った「衆愚政治」をいつまでも放置してはいけない! 前述したが、「核中」は「アル中」同様「愚者」であるからだ。
しかしながら、英仏露の3カ国は当然、常任理事国からの「締め出し」に真っ向から反対するだろう。そこで妥協(解決)案として、次のような提案をしたい。国連憲章の ”5章23条” を大幅に改正して、「安保」常任理事国を上記の最多人口の5カ国に、(西ヨーロッパを代表する) 「EU」と (東欧を代表する) 「ロシア」を加えて7カ国(いわゆる「7人の侍」= ”Magnificent Seven”)とすれば、恐らく意義はないだろう。
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