人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2009年1月27日火曜日

受験生諸君! 「腹七分目」にすると、記憶が向上する!

(逆にいえば、「食べ過ぎ」は記憶力を駄目にする)

細胞内の糖濃度が下がると、AMPK(AMP依存性キナーゼ)が活性化を
受け、その結果、「FOXO」と呼ばれる転写蛋白 (抗癌/養命蛋白) が
活性化される。 これが記憶の向上や癌の予防/治癒に寄与する。

同様に、プロポリスなどのPAK遮断剤を服用すると、「FOXO」が活性化を
受ける。従って、「Bio 30」などのプロポリスも、理論的には、「腹七分目」同様、
癌の予防/治癒ばかりではなく、記憶の向上にも役立つはずである。

もし、両方を同時に実行すれば、それこそ「鬼に金棒」になろう!


カロリーセーブなら記憶力Up!…ドイツで研究発表

【ワシントン=増満浩志】
健康な中高年が摂取カロリーを制限すると、記憶力が向上するという
実験結果を、独ミュンスター大学の研究チームが26日、米科学アカデミー
紀要(PNAS)電子版に発表した。

やせ過ぎていない50~79歳の男女49人を3グループに分け、19人には
カロリー摂取量をふだんより30%減らしてもらった。
別の20人は(認知症の予防に役立つという説のある)不飽和脂肪酸の摂取を
ふだんより20%増量し、残る10人は従来の食生活を続けた。

実験前と3か月後に言葉を覚えるテストを行った結果、カロリーを抑えた19
人の点数は約20%も上昇した。
他の2グループは成績に変化が見られなかった。

カロリー制限によって、体内の血糖値を調整するインスリンが効きやすくなっ
た人ほど、成績の伸びが著しかった。
こうした体質が、脳神経に何らかの良い影響を与えているとみられている。
(読売新聞「ウエッブサイト」より引用)


断食は長生きのもと? 線虫で実験、1.5倍に

断食で長生き――。土の中に住む線虫は、断食を繰り返すと最大1・5倍寿命が延びることを、京都大生命科学研究科の西田栄介教授らが突き止めた。人間にそのまま当てはまる訳ではないが、断食を繰り返し、食べる時は好きなだけ食べた方が、食事の量を減らすよりも長生きできるかもしれない。英科学誌ネイチャー電子版に15日、発表した。

西田教授らは線虫に2日間、十分に餌を与えた後、2日間断食させる、というサイクルを繰り返し、餌をずっと与え続けた場合と比較した。その結果、平均24日だった寿命は36~40日と、50%以上延びた。

モデル動物の線虫の寿命には、人間にもあるレブ(Rheb)という遺伝子が関係しており、この遺伝子の働きを止めると、断食を繰り返したり餌を制限したりしても、寿命は延びなくなった。
(2008年12月15日 読売新聞)

週に一度エサを与えない断食DAYを設定すると、ペンギンの寿命が普通のペ
ンギンの約1.5倍になる (長崎ペンギン水族館の話)。


http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/200712120000/

前身の長崎水族館時代から数多くのペンギンを飼育しているが、飼育方法に多く
の特殊なノウハウを持ち、世界的にも注目されている。
ペンギンの平均寿命は通常約20年だが、この水族館に2002年まで生存して
いたキングペンギンのぎん吉は39歳9ヶ月15日生きた世界一の長寿記録を持っ
ている (これは人間に換算すると120歳だ!!)

さらに現在、ぎん吉の娘のペペが、今年30歳で生存している。
それ以外にもフジという名前の皇帝ペンギンも、ここに来てから28年も生きた
そうで、この種の飼育世界記録を保持している。この飼育技術は「長崎方式」と
して国際的にも高い評価を得ている。

上記の線虫やペンギンばかりではなく、哺乳類のマウスでも、「断食」は寿命を
確実に伸ばしている。 従って、我々人間様も、「長崎方式」で (健康なまま) 寿命を
伸ばせる (養命する) ことができる可能性が高い。 各自それぞれ体験してみる
価値があるだろう!


詳しくは、「健康長寿」の世界的権威である後藤佐多良教授の下記のネット欄を参
照されたし。

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging

今日は「リービッヒの桶」という深遠な言葉を、この欄から学んだ。早速この言葉
を拝借すると、この「命の桶」を支える一枚一枚の桶板の高さは、分子レベルで
いうと、発癌キナーゼ「PAK」の高さ (機能) に逆比例し、養命蛋白「FOXO」の
機能にほぼ比例するといえるだろう。節食や断食、運動や納豆は桶板の高さ
(健康長寿) を保つのに大いに貢献しているから、率先して実践することを是非
お勧めしたい。

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