人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2014年7月20日日曜日

「アルニカ」オイルは、癌やNF1の「ブク」にも有効である可能性が高い。

オーガニック・アルニカ・オイルとは、アルニカ[ウサギ菊]という花の抽出物(ひまわり油で抽出)ですが、ヨーロッパでは、炎症などを治す塗り薬として使用されています。ところが、数年前の資生堂による研究によれば、この抽出物(トリテルペン類)には、美白(メラニン合成を抑制する)作用もある (1)。そのメカニズムは、どうやらPAK遮断によるものらしい。というのは、炎症もメラニン色素合成もPAKを必要とするから。言い換えれば、アルニカ抽出物は、プロポリス同様、NF1のブクにも聞くはず。 amazon.co.jpや楽天から注文すると、50mlが900円。

つい最近、このエキスには熱ショック蛋白(HSP)を誘導する作用もあることが、慶応大学薬学部の水島 徹教授の研究室によって明らかにされた(2)。前述したが、PAKHSP遺伝子の発現を抑える作用がある。 このエキスは強力なPAK遮断剤(例えば、helenalin 2-methylbutyrate を含む。 従って、美白を目的とする化粧品ばかりではなく、抗癌剤としても、将来広く利用できる可能性が高い。 

参考文献:

1.    , Naitou T, Umishio K, Fukuhara T, Motoyama A. A novel melanin inhibitor: hydroperoxy traxastane-type triterpene from flowers of Arnica montana. Biol Pharm Bull. 2007; 30: 873-9.

2.Usui K, Ikeda T, Horibe Y, Nakao M, Hoshino T, Mizushima T.
Identification of HSP70-inducing activity in Arnica montana extract and purification and characterization of HSP70-inducers. J Dermatol Sci. 2015; 78: 67-75.
 

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