人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
For detail, click the above image.

2016年8月16日火曜日

メラトニンには、HSP(熱ショック蛋白)誘導作用もあるから、熱中症対策にも役立つ!


HSP は、熱や紫外線などのストレスから細胞内の蛋白を保護する役割を持っている。そこで、HSPの合成が高まると、細胞自体ばかりではなく、それぞれの個体の健康寿命も延びることが分かっている。猛暑の最中、夏バテにならない体を作り上げるには、HSPを誘導する健康食品を努めて食べることが肝心である。 
 
さて、数年前に、メラトニン研究の草分けであるラッセル=ライター教授と、ポーランドの研究グループとの共同研究により、松果腺由来の睡眠ホルモンが (例えば、すい臓がん細胞内で)HSPを誘導することが、発見された(1-2)。 この発見は、メラトニンの抗癌作用メカニズムを説明するばかりではなく、メラトニンには、プロポリスと同様、発癌・老化キナーゼ “PAK” を遮断する機能もあることを裏付ける更なる証拠になりそうである。 というのは、PAKには本来、HSPの合成を抑える作用があるからである。

0 件のコメント: