人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2017年8月9日水曜日

新党 「庶民の受け皿」: スローガンは 「日本ファースト」 ではなく 「庶民第一」!

GFPでノーベル賞 (2008年) をもらった下村脩さんの (戦災に関する) 興味深い体験談が残っている。父親は軍人で、大阪 (住吉) から満州に出征する直前、家族に (B29 の空襲を避けるために)、長崎の親戚 (祖父) の家に疎開するように、忠告したそうだ。

おかげで、家族は大阪の大空襲を避けることはできたが、8月9日に、長崎に2番目の原爆が落された。 (その日の朝、上空を一機のB29が市内に向かって飛来するのを目撃したが)  幸い、祖父の家は爆心の外にあったので、被曝を避けることができた。 しかし、"ゼロ戦" の修理工場からの帰宅路に異様な黒い雨を身体中に浴びたそうである。

その日の体験を話ながら、下村さんはノーベル受賞講演をこう 結んだ。 「もし、私が爆心にいたら、GFPの発見はなかっただろうし、その発見に基づく、二人のアメリカ人科学者の受賞もなかっただろう」 。その話を聞いて、大統領に当選したばかりのオバマ氏は、翌年にベルリンの聴衆に向かって 「核のない世界」 を提唱して、ノーベル平和賞をもらった。 そして、オバマ氏は任期満了直前に、とうとう広島を訪れた。 「ノーベル賞の連鎖反応」 と呼ばれている現象である。 「米国ファースト」主義のトランプ大統領は、一体広島や長崎を訪れるだろうか?

さて、最近、変な噂を耳にした。 「日本ファーストの会」 がまもなく発足するそうだ。「都民ファーストの会」に由来し、国政へ進出を狙っているそうである。

私ははたと耳を疑った。その昔 (1973年まで) 、私がまだ都内に住んでいた頃、総選挙の季節になる度に、"軍艦マーチ" をうるさく鳴らしながら、赤尾敏を党首とする「日本愛国党」の宣伝カーが町筋を走り過ぎたものである。 「日本ファースト」 という言葉を聞いて、不思議に赤尾敏氏の宣伝カーを連想した。

私の持論であるが、国政の受け皿は「国民ファースト」でなければならない!  これは 「都民ファースト」 から進化した 「国家よりも国民をファースト」 であるべきだからだ。「都民ファースト」は、「都議のドン」ファーストから脱皮をめざして、大成功した新党だった。 次は、「国会のドン」(自民党あるいは安倍政権) から脱皮をめざす運動でなくてはならない。 「日本 (国家) ファースト」 では、国民の受け皿には、とてもなり得ない! 

微妙な言葉 (ニュアンス) の違いではあるが、その違いをハッキリ認識できないと、再び、「お国のために」 戦争を始めることになりかねない!  

どうやら、そう感じているのは、私独りではなさそうである: http://blogos.com/article/239163/
 私は (元来) 理系の人間で、国語の試験で満点を取った経験が一度もないから、国語力には余り自身がなかったが、どうやら "海外経験40年余り" の間に、視野が広くなったためか、国語の読解力も多少向上したのを知って安堵した! (1960年以来ずっと在米の下村先輩曰く)   いつまでも 「井戸の蛙、大海を知らず」 ではあかん!  

実は、この 「国民ファースト」 事件の裏には 「ドン」 からの汚い策謀があった 去る都議選で、「国民ファースト」と名乗る政治団体から、「後藤なにがし」という "泡沫候補" が立候補していた。恐らく、右翼政党から送られた "刺客" である。 小池新党が国政に進出してくることを予想して打った 「先手の碁石」 だ!  しかし、「その手を食わなの焼きハマグリ」である!  「ファースト」 という外来語にこだわることはない!  「庶民第一」でもよいし「庶民優先」でも良い。 「マドンナ」 土井さんに言わせれば、排他的かつ国粋主義的な 「日本ファースト」 は絶対にダメなのだ!  もちろん、大企業の大ボス連も 「国民の一員」 だが、そんな連中から まともな票はどうせ期待できないのだから。。。

 我々 (癌学者) は、これまで 「患者の目線」でずっと研究を進めてきたという実積を踏まえれば、「庶民の目線で」 という政党名も決して悪くない。 とにかく、選択枝は外にも山ほどあるので  "国語IQの低さ" を露呈する 「日本ファースト」 だけはぜひとも辞めてもらいたい  (云々を 「でんでん」 としか読めなかったどこかの首相と大して変わらない!)! 兎に角、これから長年、総選挙でも地方選挙でも戦えるような 「より幅広い」 革新的な政党名が欲しい! 

党名が 「希望の党」 ならオーケー!   「大義なき解散」 (今なら「安倍自民党」でも未だ勝てるというのが、唯一の解散理由) だが、2020年東京五輪直後に予想される「本番」の前哨戦と位置付け、自民党を徹底的に苦しめよう! 

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