人々の “健康促進” のために!

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2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2017年12月7日木曜日

新着 (教育) 映画 「クリスマス=キャロル」:
The Man Who Invented Christmas

毎年12月に入ると、西欧では、クリスマスツリーのイルミネーションが夜の街並みを彩り、デパートが本格的にクリスマス=セールを始める。クリスマス(降誕祭) は本来、キリスト教の祭日であり、救世主「イエス=キリスト」の誕生日(12月25日)を祝う日である。今から2千年以上昔、(古代ローマ帝国支配下の) ユダヤ/パレスチナのベツレヘムという町の貧しい馬小屋で、マリアを母として、一人の男子が生まれた。(実際の) 父親が誰だったか未だに不明(謎)だが、ヨセフという青年が父親代わりを果たした。 聖書には、マリアは「処女」で子供を産んだことになっているが、実際 (生物学的) にはありえないことであり、ヨセフ以外の誰かが、性交をしたに違いない。聖書では、神(エホバ) からの「精霊」でキリストが誕生したことになっているが、そんなものは実在しない。大体、神などこの世に実在しない! 

キリストは30歳を過ぎてから、予言者となり、父 (エホバ) に基づく「キリスト教」(人類平等、博愛主義) を説き始め、最終的には、"異端者" (支配者ローマ人と被支配者ユダヤ人は共に、平等な権利をもつべきと唱える "平和的" な革命家) としてローマの兵士達により逮捕され、(13日の金曜日に) 十字架上で死刑に処せられる。聖書によれば、3日後に甦り天国に昇天する。この日を祝って、「イースター」(復活祭) という祭日ができた。

江戸時代、日本の「キリシタン」 (キリスト教徒) が弾圧された理由は、(「江戸幕府と庶民が平等の権利を持つべき」という) 言わば "革命的な" キリスト教精神の普及を、幕府が非常に恐れたからである。従って、改憲 (憲法9条改悪) を「踏み絵」にして、「護憲派」を排除した新党「希望」の幕府的な遣り方は、庶民 (無党派) から反発を買うのは当然である! 

さて、 (はるばる北極からそりに乗って、貧しい子供たちに贈物を届けに来る)「 サンタクロース」のお爺さんが登場する「クリスマス」は一体いつごろから始まったのだろうか。新着の映画「クリスマスを発明した(産んだ)男」によれば、19世紀の中頃 (大英帝国ビクトリア王朝の黄金時代、産業革命による機械化が進み、多くの手工業者が失業に苦しんだ時代) 、英国の有名な作家チャールズ=ディッケンズ  (1812-1870) が、「クリスマス=キャロル」という童話 (1843、「黒船」来訪より10年前) を書いて、ケチで貪欲な「スクルージュ」という老人がある日改心して、貧しい子供達に贈物を届けるようになったエピソードを描いて以来、今の "クリスマス" という習わしが誕生する。この映画で、「スクルージュ」役を演ずるのは、「サウンド オブ ミュージック」でオーストリアの海軍キャプテンを演じた名優「クリストファー=プラマー」である。子供 (中卒以上) にも大人には楽しめる作品である。

今日、クリスマスは本来の目的を逸脱して、余りにも商業化している。この映画は我々に、クリスマスの (宗教の枠を越えた) 本来の目的 (貧しい子供達への思いやり) を喚起する意味でも、観賞に値いすると、私は思う。

蛇足だが、豪州では、クリスマス=シーズンは真夏なので、サンタクロースは "ジェット=スキー" か "サーフィン" で、南極からやって来る。メルボルンでは (客入りの少ない) 月曜日に、半額 (子供の料金)で映画がみられる。だから、我々 "隠居老人" 達は、月曜日に孫達同伴で、子供向きの映画を観賞する習慣になっている。

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