人々の “健康促進” のために!

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2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2009年9月8日火曜日

岡田外相へ進言: 「大使」たるべき人物の人選

一般論

大使の任命について、一言したい。私は豪州に21年以上永住しているが、駐豪
日本大使の名前を一人も知らない。なぜかといえば、しょっちゅう(数年毎に目
まぐるしく)変わるからだ。さらに、我々(永住日本人)の利益とは、ほとんど
無関係の仕事をしているからだ。我々と日本大使館(厳密にいえば、メルボルン
の領事館)と関係は、10年に一度、長期パスポートの延長と、最近は(総選挙
と参議院選挙)の在外投票にタッチすることだけだ。実際には、これらの仕事を
しているのは、大使や領事自身ではなく、その下で長らく現地で働く事務官たち
である。

そこで、提案したいのは、大使や領事も、その任地で長らく働き、現地の人々や
文化に精通している日本人から選ぶべきであるということだ。

一例をあげれば、インド駐在のニュージーランド大使(高等弁務官)となったエ
ドモント・ヒラリー卿(1919ー2008)だ。 彼は1953年に、シェル
パのリーダー(テンジン)と共にエベレスト初登頂に成功して以来、現地ネパー
ルの貧しいシェルパ民族のために、病院や学校を建設する慈善事業に長らく携わっ
た。こういう人物が大使に任命されるべきで、現地の実情を全く知らない高級
(外務)官僚が(単なる「腰かけ」で)大使として、数年だけ現地に滞在してい
ても、何の実益にもならない(国税の無駄使いに過ぎない!)。  


国連代表の人選

従来の自民党による「米国追従」外交を打破し、「米国と対等」で我が国の外交
を推進するためには、「岡田外交」に相応しい新しい国連大使(代表)を緊急に
抜擢する必要がある。私は、高須(現)国連代表にかわって、リベラルな天木直
人氏(元レバノン駐在大使)を国連代表に起用することを、強く推薦したい。

天木さんは、2003年に小泉政権が米国のブッシュ政権に追従して、イラク侵
略戦争に加担しようとした瞬間、先見の明をもって、(現職の外交官で)ただ独
り、勇気をもって、小泉政権のイラク戦争への加担に対して、親書ではっきり
「ノー」を表明して、大使辞任を強要された、筋金入りのいわば「独立外交官」
である。彼は1969年に京大から、外務省に入省した(東大出身の高須さんと
偶然にも同期)。彼の外交官としての気概は、著書「さらば、外務省」に如実に
述べられている。

彼の豊かな経験と気概によって、日本の「平和外交」を国連という国際舞台で、
強く推進してもらおうではないか! リベラルな現国連事務総長(潘 基文)の
片腕として、地球から戦争をなくし、さらに地球の温暖化を防ぎ、世界全体の環
境を改善するための政策(呼びかけ)を実行してもらいましょう! 

国際外交をいつまでも欧米人たちだけに任せておかず、今後は我々アジア人がイ
ニシアチブをとって世界の外交を動かしていかなければ、世界の真の平和は望め
ない!                   丸田  浩(66、メルボルン永住)

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