人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2016年7月19日火曜日

PAK 遮断剤は、製薬業界において、”半導体” (IoT=Internet of Things) に匹敵する価値を持つ!


Soft Bankの孫社長が、英国の半導体メーカー“ARM ”を3兆円以上で買収したという、ビッグニュースが最近入ってきた。 半導体は、通信、特にインターネット技術(IoT=Internet of Things)に欠かせない多種多彩な化学物質の総称である。新しい半導体の発明・発見に寄与した多くの科学者が過去にノーベル物理・化学賞を得ている。その利用範囲がきわめて広範であるからである。

さて、我々の医療業界で、半導体に匹敵するほどの価値を持つような化学物質群はあるだろうか? 少なくとも一つある。その名は、PAK遮断剤である。PAKと呼ばれる発癌・老化キナーゼが、癌ばかりではなく、認知症、高血圧、糖尿病(2型)、様々な炎症や感染症、肥満症など、極めて多種多様な難病の原因になっており、我々の寿命を縮めていることが分かっているからである。言い換えれば、少なくとも天然のPAK 遮断剤は、副作用なしに、これ等のPAK依存性難病を、予防、治癒することができる。

 
面白いことには、半導体と同様、PAKを遮断する物質は、極めて多種多様である。市販されている天然物では、プロポリスやメラトニンなどが代表的である。しかし、これらのPAK遮断剤は、健康補助食品として販売されているが、少なくとも日本では、まだ医薬品扱いされていない。その理由の一つは、その薬理作用、つまり “品質” を定量的に保証する国際的な標準がまだ確立していないからである。そこで、我々は、最近、“Anti-PAK値”という指標を、提案しつつある。代表的には、A549と呼ばれる肺がん細胞の増殖を50%抑える濃度(IC50)を測定し、その逆数に100をかけて産出される値である。この値が高いほど、その薬理(抗癌)作用は、高いことになる。

 
例えば、(CAPEをベースにする)ニュージーランド産のプロポリス(Bio 30) IC50は8ppmであるから、その逆数は0.125、それに100をかけて得られるAntiPAK値は、12.5と算出される。(Nymphaeol類をベースとする)沖縄産プロポリス(OP AntiPAK値は、8、(Artepillin Cをベースとする)ブラジル産のグリーンプロポリス(GP)のそれは、1 と算出されている。 この新しい表記によって、産地によって、そのPAK遮断物質の含量や種類が異なる多種多様な天然物の品質を、定量的に管理することができる。

 
この値によって、医薬品と同様、それぞれの天然物を毎日、どれだけ摂取すれば有効かが、一目瞭然になる。 この斬新なアプローチによって、PAK遮断剤は将来、医療業界の“半導体”的な位置を確立することが出来ると、私は確信している。 さらに、AntiPAK値に従って、今日“乱立状態”のそれぞれの市販価格が近い将来、再調整されることを、心から期待する。

 
遠い将来、Anti-PAK値の極めて高いPAK遮断剤を開発しつつある海外企業が、我が国の(“先見の明”のある)大手製薬会社のリーダーの勇断によって、買収される日が来るかもしれない。。。

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