人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2016年2月14日日曜日

オリゴノール: 天然PAK遮断剤?

(古代中国の四大美人の一人と言われている) 「楊貴妃」が好んで食べた「ライチ」という果物 (果実の女王) のエキス中に含まれる高分子の配糖ポリフェノールを酵素で分解して(胃腸膜から吸収され易くした) オリゴ配糖体「オリゴノール」を健康補助食品として、数年前から札幌にある 「アミノアップ化学」 が販売し始めた。 2014年には米国のFDAからも承認を得て、世界中に販売されつつあるようだ。

さて、最近になって、この「オリゴノール」の薬理作用に関する幾つかの興味深い研究報告が出ている。それらを総合すると、「オリゴノール」は天然のPAK遮断剤のカクテルであろう、という結論が出そうである。 近い将来、サンプルを取り寄せて、実際にPAK遮断作用を確認し、いわゆる「Anti-PAK Index」を算出し、「Bio 30」と比較してみたい。

「オリゴノール」には、次のような薬理作用がある。(1) インフルエンザ=ウイルスによる感染を抑える; (2) 癌細胞の増殖や転移を抑える; (3) 炎症や痛みの元であるCOX-2 遺伝子の発現を抑える; (4)  センチュウの寿命を延ばす; (5) マウス実験で、認知症のため失った記憶を取り戻す効果がある (daily dose, 経口で 100 mg/kg) 。 これらの薬理作用は全て、プロポリスなどの天然PAK遮断剤と同じである。 我が 「水平思考」 に従えば、九分九厘 (99%) 「PAK遮断剤」に間違いない。 PAK遮断剤であれば、「美白作用」もあるはずである。 だから、唐の最盛期 (8世紀) に「主婦の感」(?) で、 楊貴妃は ライチを常食していたのかもしれない。。。

唐代の有名な詩人、李白、杜甫、白楽天などは、この時代に活躍した詩仙 (「漢詩」の天才たち) である。 特に、杜甫の 「春 望」 は、日本でも有名である:

国破れて、山河あり。 城春にして 草木深し。
時に感じて 花にも涙を濺ぎ、別れを恨んで 鳥にも心を驚かす。

峰火 三月に連なり。 家書 萬金に抵る。
白頭掻いて 更に短かし。 渾べて簪に 勝えざらんと欲す。

長安の荒廃した様を嘆いてうたった詩 (757年の作)。 実は、755年末に起こった「安禄山の乱」で、杜甫は一時長安に幽閉されていた。

皇帝(玄宗)が楊貴妃を寵愛し過ぎたために、「安禄山の乱」が発生。反乱軍により皇帝夫妻は首都長安から追われた後、楊貴妃は756年に、わずか37歳で生涯を閉じる。 玄宗は退位し、息子(皇太子)が帝位に就く。 この政変を境にして、唐朝の勢力が次第に衰退して、辺境を守る「節度使」(軍閥)が全国に割拠する「五代十国」(戦国)時代に移行していく。 楊貴妃が、いわゆる 「傾国の美女」 と呼ばれる由縁はここにある。

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