人々の “健康促進” のために!

人々の “健康促進” のために!
2015年春、沖縄の琉球大学キャンパス内 (産学共同研究棟) に立ち上げた “PAK研究センター” の発足メンバー(左から4人目が、所長の多和田真吉名誉教授)
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2016年1月22日金曜日

「ポロニウム」によるスパイ暗殺事件 (2006年) の真相

10年ほど昔、ロシアから英国に亡命してきたアレキサンダー=リトビネンコがロシアのスパイによって、ロンドンのホテルで毒殺された。英国のスコットランド=ヤード(ロンドン警察)による調査結果によれば、暗殺に使用された毒薬は放射性元素「「ポロニウム」で、彼が飲んだ紅茶の中に混入されていた。この暗殺事件の背後には、ロシアの現大統領であるプーチン(元KGB所長) が深く関係しているようである。 というのは、プーチンが政敵を毒殺したり、投獄したりした事実を、亡命前にリトビネンコが西側のメディアに暴露したからである。 さて、皮肉にも、「ポロニウム」は「ラジウム」と共に、キューリー夫妻(ノーベル受賞者)によって、1898年に初めて発見された放射性元素である。 「ポロニウムの」名は、キューリー夫人の生まれ故郷「ポーランド」に因んで名付けられた。 当時、ポーランドはロシアの支配下にあった。 「ラジウム」は幸い、医療や蛍光塗料など平和利用度が高いが、「ポロニウム」は余りにも毒性が強く(平和利用度が極めて低く)、その存在が一般には余り知られていない。キューリー夫妻とも、このポロニウム暗殺事件を知って、草場の影でさぞかし嘆いているだろう。

悲しいかな、発見者や発明家には、(他人による)その「悪用」を防止しうる力が備わっていないからである。 放射性「ウラニウム」や「プルトニウム」の発見自体は偉大でも、それを悪用し、「原爆」を戦争(大量殺人)の道具に使用したり、(平和利用という「隠れ蓑」を装って)「原発」によって商売をするのは、(米中ソなど)超大国の軍隊や(「東電」など)大手発電企業の「悪玉」たちである。 一般国民が(その悪用を防止するため)しっかり監視する必要がある。 最近、台湾の総統に当選した蔡 英文は、ドイツのメルケル宰相と同様、「原発廃止」を提唱している。 安倍さんも「時代に遅れぬよう」、これらの聡明なインテリ女性指導者たちに見習うべきである! 

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